戦略戦術戦法の考え方

以前、戦略的思考の重要性についてお話しました。
戦略・戦術・戦法の違いが全然解らないと知人から意見がありましたので、もう少し説明してみます。

shogun-ii-total-war-20101202074248979 あなたは一国の主として、隣国に戦争を仕掛けたいと思っています。
しかし、西の隣国に侵攻しる間に、東の隣国が攻めてくる危険がある為慎重に準備しなければなりません。

三国志の天下三分のような状態ですね。
で、考える訳です。

戦略

①今は夏だが、冬になって東の国境が積雪で覆われたら、西の国に攻め込もう。
そうすれば東の国は雪で山越えできず、後顧の憂いを無くして西を攻められる。
ここまでが戦略です。

で、冬が来て、西の国に軍隊を送り込みます。
軍隊が効率良く勝利を収める為に鍛えられ、統率された兵士です
そして勝利する為に、

戦術

②あそこの戦地は平野だから鶴翼の陣。
こっちは多勢に無勢だから、地形を利用して谷におびき寄せてから敵を打つ。
などといった勝つ為の作戦を練ります。
これが戦術です。

Total-War-Shogun-2

戦法

③最後に、最前線の一騎打ちです。
兵士一人一人は、国の為、名誉の為、一人でもお多くの敵を倒して名を上げようと技術を磨いてきました。
甲冑の隙間を狙い素早く剣を振りおろす。
目にも止まらぬ剣さばき。

必殺FX流奥義、ディセンディングトライアングルロールリバーサルーー! でや~~
これが戦法です。

total-war-shogun-2-pc-review-1

 

注意して欲しいのは、 

戦略 > 戦術 > 戦法 

の優先順位。

つまり、

戦略戦術に優先し、戦術戦法に優先する

戦略による過ちは戦術によって補い難く
戦術による過ちは戦法によって補い難い 

この事から、

一つの戦略下で、戦術戦法はいくら変更して良いが、
戦法の局面がいくら不利でも、戦術やまして戦略に逆らう事をしてはいけないし、
戦法の都合に合わせて戦術戦略を変更しては絶対にいけない。

(損切りは○○pipsというルールなのに、1分足の動きだけ見て損切りラインを変更するそれの事ですねw)

戦法レベルでいかに卓越した剣豪がいても、戦略レベルがお粗末なら、結果的に国は負けます。
上の例でいうなら、剣豪一人で雑兵30人倒している隙に、自国は東の国に攻め込まれていました(戦略がなかった為)。
という感じ。

戦術勝ちしている場合も同じで、敵軍を圧倒したと思ったら、別の国に自国を乗っ取られていたのでは意味がありませんね。
いかに戦術戦法が優れていようと無駄です。負けです。
戦術戦法も間違っていなければ軍隊は勝てますが、戦略が悪い為に国は負けです。
剣豪はすごかったのにね。

次に戦略は良いが、戦術が駄目な場合です。
上の例とは逆に、自国の方が多勢で圧倒的に有利だとしても、敵に渓谷に誘い込まれ、用意周到に配備された弓隊から思わぬ一斉射撃を受けたら、少数の弓隊の前に大軍(自軍)は大ダメージを受けます。
元の戦力が上でも、戦術を持たず突進すると負けます。

剣豪が腕を振る事もなく成す術もなく負けます。
戦略戦法も優れているが、中間の戦術が駄目な為に部隊は負けてしまいました。

しかし、戦略は正しかったので西の国には今回負けましたが、東の国に攻め込まれるという最悪の事態だけは回避できました。
国さえあれ何とかなりそうです。
最悪の状況を逃れたのは一重に戦略のおかげです。

次に、戦略戦術も正しいが、戦法が悪い例です。
つまり剣豪のような奴が全然おらず、みんな農民だったりでろくに戦い方を知らないよな弱小チームの場合。
この場合個人技で勝つ事は絶望的ですが、しかし、戦略は合っているので東に攻め込まれる最悪の事態は起こらず、戦術も正しいので、自軍の貧弱な軍隊でも、優秀な敵軍に効率的にダメージを与えられます。

何せ適当に弓を放っているだけで谷底の逃げられない敵に命中するからです。
もちろん自軍に名手や剣豪がいればさらに有利に戦が進むでしょう。
それでも弱小チームが足を引っ張って勝てないかもしれませんが、負けたとしても軽傷で済ませられたり、その結果腕を磨いて再戦する事も可能です。

戦法の部分をFXの手法に置き換えて考えてみて下さい。
巷に出回っている手法はまさに戦法そのものです。

いかに優れた手法でも役に立たない場面はいくらでも考えられます。
更に自分に合う手法、合わない手法というのもあります。

皆得意技は違うものですし、他人が出来ている手法だから自分も出来るとは限りません。

戦略戦術を磨かないまま手法(戦法)を実践しても、いずれ負ける事は明らかです。

 

1億円稼げる手法を使っても必ず負けます。

相場もよく戦に例えられます。
戦の為にどれだけ準備してどれだけ練習してどれだけ真剣にやらなければならないか。
コーヒー飲みながら鼻歌交じりで参入して、連勝出来る筈はないですね。

 

こんな説明で解っていただけたでしょうか?

ちなみに、戦略・戦術・戦法をトレードに当てはめる場合、どこを基準にするかで変わってきます。

資金管理を戦略、環境認識を戦術、エントリータイミングを戦法に考える事もできますし、
通貨ペア選択を戦略、トレード時間を戦術、チャートパターンを戦法に例える事も出来ると思います。

このあたりは手法やスタイルによって変わると思いますが、大事なのは、

最も重要視する事は何か?
最優先すべきは事は何か?

それが戦略だと思います。
「稼ぐ」事が最も大事だと思うならそれが戦略です、ポジポジ病になってる場合じゃありません。
戦術レベルでトレード回数を減らせば勝てるならそうすべきですよね。
そして一度二度のトレードの都合でそれを破ってはいけません。

はっきり言って戦法単位はいくらでも変更のきくオマケのようなものです。
勝負は戦法までの前段階で8~9割型決まってるんじゃないでしょうか。

 

FXで勝つ戦略的思考

 長文、最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。




 

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