話を整理しておきます。

 

図を作り直していますが、解り易いと思う方を採用して下さい。

 

まず『現実』では、相手と自分が相互に影響し、影響を与える。

再帰性まとめ1

 

 

この影響は、
本来の『現実』と違う解釈によって新たな『現実α』を産み、
『現実α』の中でもまた誤った解釈により『現実β』が形成される。

再帰性まとめ2

 

 

これは下図のようなループ構造として示す事が出来る。

再帰性まとめ3

 

 

自分自身を客観視する事で冷静でいられるが、

客観視している『貴方α』もまたループの中にあり『想像』上の冷静さに過ぎない

再帰性まとめ4

 

 

ループ構造そのものを更に客観視する事で、ループの外に抜け出す事が可能。

ループ自体が自分にも影響を与え、
自分自身もループに影響を与えます。。

自分(貴方β)とループ構造を取り巻くひとつ大きな枠組みの『現実』、いわば『真現実』を認知する事になる。

再帰性まとめ5

 

 

『真現実』もまた、『貴方β』とループ構造の相互影響の中、

『真現実α』を作り、ループする。

再帰性まとめ6

 

 

もういやだ!(w

 

これは意識上のフラクタル構造でもあり、相場の構造を理解するのにも役立ちます。

 

メンタルトレーニングと同時に相場の理解が深まります。

項目はいろいろなものに当てはめて考える事ができます。

 

『相手』→『トレード』『現実』→『相場』に置きかえるとどうでしょうか。

トレード中に冷静さを保つのは至難の業です。

 

渦中ではそれに気付く事さえできません。

自分以外のトレーダーもこの原則に当てはまります。

 

これらの感情の集合体が『相場』(現実)を作っています。

 

事実と異なる解釈によって価格が変動し、

その価格を見てトレーダーが行動する事によって相場の動きは正当化されます。

 

パニックがパニックを産む構図もこれと同じです。

誰も相場を予測できないワケです。

 

群衆は常に間違うとソロスは言います。

 

現状を100%正確に判断する事は出来ないし、

出来たとしてもその通りには行動できないと言う事でしょう。

 

今回の話はソロスの再帰性をメンタルトレーニングの題材にしています。
循環性フィードバックとかフィードバックループ人間性不確定理論といったものです。これをメンタルトレーニングに応用しています。
ソロスの本は容赦なく難解で、予備知識なしで読むと挫折しますが今回のシリーズを読めた方なら入り易いと思います。

 

一歩後ろに立って自分を客観視する

相場は、このような事が、毎日、毎時、億人単位で行われた

『想像の結果としての現実』の連続帯であると言えます。

 

言いかえると『相場に反応して作られた相場』の連続です。

もういちど上の図を思い出して下さい。

 

プレーヤー全員が好き勝手に現実を理解して書き換えて行動した結果が、

チャートという最新の現実に投錨されます。

 

そのチャートを見て、また好き勝手に理解して・・・。

 

この先の未来(現実)は予測できますか?出来ませんか?

あなたはトレード中に冷静になれますか?

 

答えもイエスであり、ノーでもあります。

 

一つののトレードに一喜一憂してはいけませんが、1つのトレードに無責任ではいけない。

ひとつのトレードに全力を注がねばなりませんが、ひとつのトレードに執着してはいけない。

大局観を意識しなければいけませんが、今を軽く考えてはいけない。

 

この手の話は万人ウケする話ではないかもしれません。

もっとデジタルに行こうゼ、って考えも当然良いと思います。

 

数字だけで判断する冷静さも必要です。

それも客観性の一つです。

 

ですが、ブラックショールズの式やLTCM破綻のように、数字だけでは表せないものがあります。

数字を作りだす原因が人間にある以上、無機質な数字”だけ”での表現は完成度が低くくなります。

 

メンタルを鍛えるには、まずメンタルに対する理解が必要です。

『とにかくやるぞ』の精神論ではメンタルを突破できないのも面白いところです。

 

メンタルを打ち破る為にメンタルは使えないからです。

そのメンタルの弱さを鍛える訳ですから。

 

この手の話は本当に、知る知らない『だけ』で差がでます。

出来る出来ない、ではないです。

 

『現実』を知ったその日から解釈が変わり

もう今まで通りの解釈が出来なくなる事もあります。

 

無料派の私ですが、今回の話だけは有料メルマガ限定にしようか迷いました。

でもまあ、興味のない人はここまで読んでいないでしょう。

 

FXではロジック(手法)の話の方が需要が高く、メンタル系の話は私(供給側)との需給バランスが著しく悪いです。

なので有料にしても商売にはならないでしょうけど、本当はこっちの方が・・・。

 

まあ、もともとメンタルがある人は、あとはロジックと資金管理で良いです。

あくまで私個人の重要度です。

 

更に言うなら

これらの事を学びつつも、

相場にはシンプルな所作で臨む必要が絶対にあります。

 

トレード中にこんな事考えてたら負けます

 

このシリーズの1話目に言ったように、

Don’t think, Feel !

です。

 

 

原理原則を理解して、シンプルな考えで一貫してルールを実行できるなら、

あとは優位性のある手法を使って勝つだけです。

 

今回話した内容を一旦全部忘れる

知っておく必要はあるが、考えて過ぎてはいけません。

 

結果的に、

今回の話を「知っている人」「知らない人」同じ行動を取る事も多いでしょう。

 

「知った」からといって何が出来るものでもありません。

しかし「知らない人」とは違います。

 

同じ行動をしていても本質に差が出ます。

行動が別で本質が同じになる事もあります(FXに向いている行動・いない行動

 

あなたが取った『エントリーしない』行動は、

初心者が行った『エントリーしなかった』行動と同じかもしれません。

 

同じ時間同じ通貨同じ行動をし、同じ結果になるでしょう。

しかし、二者が取った行動原理(本質)のものです。

これを続けた場合、二者の未来は同じになりません。

 

行動も結果も同じに見えるので改善ができないのです。

何が悪いのかも解らないんです。

 

だからと言って考え過ぎてはいけません。

考え過ぎの経験者より、考えなしの初心者の方が勝てる事もあります。

 

学んで膨らんだ知識はシンプルにもどして下さい。

ボリンジャーバンドの様に、広げた知識は、いずれ纏めて小さくシンプルにする必要があります。

 

57 + 100 = ?

答え)=157 ですよね

 

57 + 99 = ?

いくらでしょうか?

これを、一の位の「9」と「7」足して1繰り上がるから、10の位でまた足して、そしたら繰り上がって・・・、と考えると面倒ですよね。

99 ≒ 100 と、丸めて考えて、

157 - 1 = 156

と考えるのが早いです。

 

99なんて、大体100で良いんです。

少々複雑に見えるものでも、自分の知っている大雑把なものに置き替えて考えるだけで、ぐっと簡単になります。

 

相場を複雑に考えてしまうのは常にトレーダーです。

答えが「2」になる計算式が無限にあるように、トレードに正解はありません。

しかし「2」は存在します。

難しく考える程、勝ちから遠ざかります。

 

もう一度言います、

本質を理解してシンプルな考えで一貫した行動を続けられれば、優位性のある手法を使って勝つだけです。

 

それが難しいんですが、 「一貫」する為に本質とメンタルが肝になります。

誰があなたのメンタルを鍛えてくれますか?

誰がそれを教えてくれますか?

 

トレンドラインやMA一本でも、本質の理解で結果が変わります。

 

以上、初心者には好かれない話でした。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。




 

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