ジョハリの窓からFXを覗く

ジョハリの窓で解る本当の性格

FXでトレードする際、自己の把握が必要になります。

 

初めの内は、技術や計算で勝てると思う時期が少なからずありますが、

それで勝てたら数学者やプログラマーが大富豪です。

 

負ける原因というのは多種ありますが、その大半はひも解けばメンタル要素が強いです。

そのメンタルを鍛えるには自己分析が必要です。

相場分析の前に自己分析ですね。

 

初心者ならずとも、チャート分析・未来予測に多くのエネルギーを注ぎがちですが、

そのエネルギー、

その努力の一部自己分析にあてる事は

「勝率」でなく、勝てるトレーダーになる確率を上げるでしょう。

 

テクニカルアナリストになりたいのなら別ですが、

分析官でなく、勝てるトレーダーになるには自己分析は必須作業です。

 

手法で大切な事は『自分に合っている』事ですが、

自己分析できないとそれが解りません。

自己規律も持ちようがありません。

 

自分の性格を、自分で正確に把握している人は少ない筈です。
(ややこしい)

なぜなら、「自己」を分析するのが「自己’」だと、その「自己’」を分析する人がいないからです。
(ややこしい;)

今回は自分の性格を把握する方法を紹介します。

ジョハリの4つの窓

有名なジョハリの窓を紹介します。
※チャートの窓(ギャップ)の話ではありません

ジョセフとハリーという二人の心理学者によって発見された為この様に呼ばれています。

人は誰でも、4つの性質を持った性格を持っています。

 

ジョハリの窓図:wiki

自分が分かっている(把握している)性格と、他人が認識するあなたの性格は異なります。

上の図はそれを示しています。

 

Ⅰ.解放の窓

・あなたが自分で把握し、他人も知っている性格

・自他共に認める性格(オープンにされている性格

例:明るい・勤勉・怒りっぽい

 

Ⅱ.盲点の窓

・あなたはまだ気付いておらず、他人だけが知っているあなたの性格

・自覚はなくとも、紛れもないあなたの性格

例:言われて気付く性格・見出される才能・クセ

 

Ⅲ.秘密の窓

自分だけが知っていて、他人に公表していない性格

・カミングアウトしていない性格(プライベート)

例:実は○○好き・本当は泣き虫

 

Ⅳ.未知の窓

あなたも、他人も、知らない性格

・ポテンシャル・可能性

例:何かの体験をきっかけに全く新しい自己を発見する・ヤンキー先生との出会いで嫌いだった教師を目指すなど

 

注目して欲しいのはⅡとⅣです。

他人から見た自分の知らない自分と、誰も知らない自分

 

どの窓を覗くか

このジョハリの窓の一番の発見は、

Ⅳの未知の窓です。

あなた自身も、あなたを知る他人も
全く知らないあなたがいるという事です。

『誰も知らない』という証明困難の事柄を、
上の図によって確実に存在する事を示唆しました。

 

未知というだけあって、全ての可能性を示していて、誰にでもそれがあります。

それがどんな性格か才能かは誰も知りませんが、探究する価値はあります。

 

但しⅣは、結果でしか測れないので、今できる最善の行為はⅡの盲点の把握です。

自分に何が足りないか、自分は何が得意か、実は他人の方が良く知っています。

 

自分が知らない性格を知るには他人に聞く以外に方法はありません。

上司や友人はあなたの欠点や才能に気づいています。

 

「ワシの事はワシが一番解っちょる」と思うかもしれませんが、

あなたも他人を見て「こいつ自分の事わかってないな~」なんて思う事ありますよね。

あなたも、そう思われています。

 

「○○さんて意外と○○なんですね」

自分では正反対だと思っている性格でも、周囲の基準に合わせると逆だったりします。

 

秘密を当てられる 

 

人は必ず、『自分で認知していない自分』があります。

自分はいつでも損切り出来る人間だと思ったら大間違いです。

 

上図を友人と交換して書き合うのが一番ストレートに解りますが、
突然ジョハリの窓を渡しても変に思われますから、
日常の会話の中でそれとなく気を付けておけばよいと思います。

普段聞き過ごしている言葉も、意識する事で耳に入り易くなります。

 

可能なら、「私には何が合ってんのかなー?」とストレートに聞いてみるのが良いです。

他人の事は喜んで評論してくれたりします。

 

私の場合、元来、数字や細かい事に苦手で、中でも読書に苦手意識があります。

ただ、他人からは「競馬とかの分析が好きそう」「細かい事やっていると○○さんらしい」「読書好きなんですね」

と言われる事が割とあります。
(競馬はしません)

 

自分に問いかける 

一瞬ギョッとする程、私の認知とはかけ離れていますが、
コンプレックスを克服しようとする姿勢が、
他人から見ると好きでやっているように見えるのかもしれません。

 

だとすると、私が評価する周りの読書好きも、
実は同じなのかもしれません。

むしろ「自分は読書好きの部類に入るのか」と認識させられます。

 自分の事が解っていない証拠です。

 

他人からの評価によって、自己を把握でき、Ⅰの窓が広がります。

こうして成長していく事で、Ⅳの窓を開く可能性も高まります。

 

 

あなたが負けている原因は何でしょうか。

をどう分析しているでしょうか。

相場が見えなくなったら、自分を見てみるのも良いかもしれません。

 

 

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