第八章 資金管理

 

さて、この3日間で週初の資金は、約4.9倍になりました。

まあ、だいたい4.5倍と言う事で。

 

3日で資金が450%になるなら、次の3日でどうなりますか?

 

 

金庫

 

4.5倍の4.5倍で・・・となるかというと、

 

室伏選手の投擲後のテンションで「NO」です。

 

次の3日で同じ相場は来ませんし、チャンスは稀有だからこそチャンスです。

これが毎日続くと思うと負けます。

 

年利30%でも優秀な成績ですから、3日で350%なら、むしろその月はトレードを控えて良い局面です。

偶然の勝ちか、必然の勝かも見分けなければいけません。

 

狙いを定めて、一点に集中し、好条件の時に渾身の一撃をぶち込んでいるのです。

連続してぶち込んでたら、身がもちません。

 

待てば待つほど勝てる道理ですから、次もチャンスが来るまで静かに待つだけです。

これを忘れて戦法だけの乱打戦になると、勝つスピードより早く負ける事になります。

 

この戦略を実現するには海外口座が必要です。

戦略・戦術・戦法が一致してこその利益です。

環境から準備しておく必要があります。インジの類も同じです。

 

ここまでの解説は3つのMの内、「手法(method)」の部分です。

本当に大事なのは「手法」を理解した後の、実行精度でありメンタルです。

 

また、「手法」を台無しにしない為の守りの資金管理、利益を最大化させる攻めの資金管理も必要です。

 

メンタルが手法と一体だという事を理解するのは難しくありません。

しかし、資金管理と手法を切り離して考えている人が多いです。

 

ひとまとめでトレードなので、勝っても気を抜かない様にして下さい。

その後の資金管理が重要です。

 

複利運用で逆倍々ゲーム(by売買)

FX投資は複利運用が大きな魅力ですが、これには注意が必要です。

 

多くの人は、複利で負けているようなものです。

 

アインシュタインは「複利」を20世紀最大の発見と言いましたが、

この大発見を負ける方向に使えば、目玉が飛び出るほど負けるのは自然な流れです。

 

むしろ、複利の魔力に対抗し、誘惑と戦う心さえ必要です。

 

守りの資金管理、とは言いかえれば安全管理です。

まずは安全確保、資金が増えたら、増えた資金の安全確保、それが出来て初めて複利運用です。

 

攻めの資金管理を行うにはまず勝てる事が前提です。

勝ってお金が増えるなら、その増えたお金をどう使うかどう分配して増やすかというのが攻めの資金管理です。

 

 

資金管理というと、簿記やら数字に得意でないといけない気がしますが、苦手でも問題ありません。

私も数字は得意ではありません。

 

キン太、マカオに着く

FXの資金管理は小学生の算数の知識でも理解可能です。

 

ギャンブル

 

太郎くんは、カジノで一攫千金を当てようとマカオに行きました。

会社の金でしたが、増やせば問題ないので100$都合しました。

 

そこに、勝ち負け1:1、勝率50%のギャンブルがありました。

自分は他人よりラック値が高いと思っている太郎くんは「勝率50%なら負ける筈ない」と、内心ほく笑んでいました。

 

さらに太郎くんは、昨日、アインシュタインのNHK番組を見て、完全に感化されていました。

自分も天才かも知れないと思い、誰も知らない複利を使って、勝ちまくろうと考えました。

 

「カンボジアの子供たちに寄付とかした方が良いんだろうか…?」偽善に満ちた未来を妄想し

汚れた金にはお構いなしです。

 

太郎くんが、①:定額で賭けた場合、②:定率で賭けた場合、それぞれを比較してみます。

 

持ち金 100$スタートです。

 

①定額投資
毎回10$を賭けた場合

勝ち → 負け だとすると

+10$ → -10$ なので

110$ → 100$ となりイーブン

 

勝ち負けの順序を逆にしても

負け → 勝ち 

-10$ → +10$ なので

90$ → 100$ となりイーブン

 

 

②定率投資
毎回資金の10%を賭けた場合

勝ち → 負け 

+10$ → -11$ なので

110$ → 99$ で負ける

 

勝ち負けの順序を逆にしても

負け → 勝ち 

-10$ → +9$ なので

90 → 99 で負ける

 

 

「なんで金が減っとんねん・・・?」

「ワイは勝ち負けを繰り返しとるだけや、勝率は50%や、それなのに何や、何マジックや!?」

 

太郎くんは、ひざが震え、汗をかいて、ガクガクしてきました。

「よぅ解らんけど次は倍や、マーティンゲールや! ワイは猿や、プロギャンブラー猿や!」

「確率は5割に集約されるんや! 負けた後は勝つんや! 今のワイのラックゲージはリミッターMAXやで!」

 

まさに朝三暮四の猿のような状態で、

太郎くんは50%の確率で引く「勝ち」にドーパミンがダダ漏れになり歯止めが効かなくなっています。

勝率は5割ですが、実は資金は減り続けているのです。

 

それに気づかず、ギャンブラーの誤謬によってアドレナリンマックスの猿・・・

何とも恐ろしい光景ではないでしょうか。

 

欲張り

 

定率投資の場合は、一勝一敗でも資金が減っていく事に気付くと思います。

この後も、負け→勝ち→ と勝率50%でも続けばどんどん負けていきます。

 

勝ち続けるなら複利の威力は絶大ですが、負けている内から使うものではない事が解ると思います。

初心者は、負け→負け で、次の投資金を増やす、ですから、増えないのも無理はありません。

 

例文はポジションサイジングの問題でもありますが、資金管理も同じです。

今月勝ったお金を、次の投資にどう反映させるか、を決めておかないと、あなたも太郎くんの二の舞です。

 

複利は大きな魅力ですが、その分リスクがある事を忘れずに。

大きなつづらと、小さなつづら、どちらが魅力的ですか?

 

感覚的なBUY(買い)を続けていると、倍々に増やすどころか、ドンドン減っていきます。

売買を続けるどころか、相場の世界からBye-Bye です。

 

私のダジャレゲージは振り切ってます。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

by Mt.more

 

次回・終章 トレーダーの成長段階と自己メンタリング




 

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