勝者のルールは「勝つレシピ」?

トレードはメンタルに左右される事が多い為、

毎日同じ事を愚直に繰返し、やるべきを淡々と実行し己をルールの支配下に置くことが、勝利の糸口であり、必須条件です。

 

しかし一方で、マニュアルを徹底するマジメな人がFXで勝てないのも事実です。

 

勝つ為にルールは守るべきなのに、ルールを守ると負けてしまう

という理不尽難解な問題を、私なりに簡単に説明してみます。

 

 

初心者にとってルールを守るのは非常に難しく、自己規律や意志力の向上は勝利に大きく貢献します。

しかしルールを守れる人でさえ負けてしまうのだから、なんともキビシイ世界です。

 

勿論どんなに優位性の高いルールでも、全勝はあり得ないので必ず負けます。

ここで言う「負け」は日常のトレードの一過性の負けでなく、トータル全体で見る慢性的な負けです。

 


 

独自ルールを持たない著名投資家は皆無です。

 

FXで勝つ為には、自己規律一貫性、自己制御/抑止といった規律遵守の行動が非常に重要です。

ギャンの価値ある28ルールは有名ですが、伝説と呼ばれる投資家でさえ、成果を上げる為にルールで自分を縛ってきました。

 

この事からも、ルールの重要性を否定するものではありません。

ルールに対する向き合い方が重要です。

 

また、ここでは、『ルール ≓ 手法』として話を進めていきます。

 

コンビニ店員に教わるFXの向き/不向き

一人暮らしなので良くコンビニを利用します。

みなさんはどうでしょうか?

 

レジに2人以上並ぶと、もう一方の店員が「二番目にお待ちの方こちらへどうぞ」と言ってくれますよね。

あれはマニュアル(ルール)な訳です。

 

しかし、同じ行動でも、その目的や原動力は違っている場合があります。

先日レジの3番目に並びながら、次のようなケースを想像してみました。

 

コンビニ店員

 

「二番目にお待ちの方こちらへどうぞ」と言う、心理。

1・マニュアルだから

2・お待たせしているお客さんの為に

3・(現在レジについている)同僚の仕事量を軽減させる為

4・お店の印象アップの為

5・回転率・効率アップの為

6・店長の為

7・クビにならない為

 

などなど、他にも細かく言えばいくらも思いつきます。

「レンガを積んでるんじゃない、子供達の未来を作っているんだ」的な話は有名ですが、そういうのを言いたいのではありません。

 

今回言いたいのは、

手法を、どのように実行していますか?

という事。

 

どのような経緯で現在の手法に至ってトレードしているかは問いません。

自己開発、他者開発も関係ありません。

 

なぜ、手法が必要なのでしょうか。

もちろん、最終的には勝つ為・継続的な利益を上げる為です。

ですがここでは、メソッドやロジックという方法論の視点でなく、規則や規律といった、ルールの面で考えてみます。

 

例えば、他者から入手した手法の場合、それは”マニュアル”としての側面を強く持つと思います。

ルールを覚える事、従うこと、が目下の目標になります。

勿論これは間違っていないと思います。

 

しかし、手法の本質が”マニュアルである事”と仮定したら、どうでしょうか。

手法の本質がマニュアルであるなら、

コンビニのサービスレベルと同じように、”誰が使っても”同じ事ができるようになる筈です。
(スタッフの個人差はありますが)

 

もし、マニュアルのように、

従いさえすれば、完璧に勝利が再現される手法があれば、それは、聖杯です。

 

聖杯は存在しませんから、矛盾が生じます。

 

「肉じゃが」と「運命」の共通点

ピアノ

つまり、手法の本質は「マニュアル」ではないと言えます。

手法は「マニュアル」という側面を持ちますが、これは本質でなく目的の一部と言えるでしょう。

 

料理のレシピや音楽の楽譜のように、作者・演者によっては、結果が全く別物になることもあります。

「なんでレシピどおりに作って、この肉じゃがになるんだ」という事例も多数散見されております。ハイ。

 

しかし、そもそも、

ベートーヴェンの一曲を”完璧に”再現するのは不可能に近く、ベートーヴェンでさえノーミスで弾いたかどうかは疑問です。

むしろ、弾く度にアレンジを加えているかもしれません。

しかし、それでも楽譜は必要です。

 

さらに言うなら、ベートーヴェンはベートーヴェンに合わせて曲を作りました。

 

ベートーヴェンが、他人の曲を弾いたとしても、やはりベートーヴェンらしさが出るでしょうし、出すでしょう。

完璧に他人の曲を再現できないのです。

 

ベートーヴェンが「何かの表現の為」に作った曲を、

それを受け取った人が「曲の再現の為」に演奏すると、本質は表現されません。

 

逆に、「曲は完璧に再現されなくても、本質が表現されている」と言うこともあるでしょう。

ベートーヴェン本人が弾けば、これに近い形になる筈だからです。

 

つまり

コンビニの話に戻ります。

マニュアルはルールですから、守るべきです。

 

大きく言えば、法の支配があるからこそ現代社会は維持向上されます。

無秩序原始に戻ることは避けるべきです。

 

しかし一方で、本質を理解しない盲目的な遂行もまた、危険なのです。

仮に『会社の方針を守る事が従業員にとっての努めだ』という考えのもとで「二番目にお待ちの・・・」を言っているとしたら、

「会社の為」という目的は達成されますが、「あなたの為」になっているかはまだ解りません。

 

というより「自分の為」を先に持ち、その次に「会社の為」を置くべきですよね。

会社の為を想うばかり、社畜になりました、では意味がありません。

 

ですから、「ルールを守る」というのは言わずもがな大切な事ですが、「その先にあるもの」を意識しながら守るようにしてください。

 

 

ルールは原則として守る事が大前提だが、理解せずにルールを守ると負けてしまう、という事がお解り頂けたでしょうか。

 

 

本質の理解があるかどうかが重要です。

でも初めから理解している人はいませんから、

つまり、本質を理解しようとしているか。が重要です。

 

勿論採用するルールは、本質を突いたものであるのが好ましいは言うまでもありません。

手法コレクターや、サインツールが勝てない理由も説明できますよね。

 

 

ギャンは何の為にルールを守ったか?

「ルールを守る為」ではなかった筈です。

 

 

今度、レジで並んだら、思い出してみてください。

 

P.S.

コンビニネタ多いですね;
自宅から徒歩30秒地点にコンビニがあり、つい冷蔵庫代わりに行ってしまいます。
これを懸念して最近は、わざわざ車で5分くらいかけて別のコンビニを数店回しています。
(なんじゃそら)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。




 

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