トレード力を上げる日常行動とは

タイムイズ成長

「どんな分野でも1万時間取り組めばトップクラスに入れる」

 

「一万時間の法則」は理想論でなく調査で判明した”事実”ですが、兼業で一万時間作るのは容易でありません。

では日常生活をまるごとトレードトレーニング時間に利用すれば、どうでしょうか。

投資力を鍛える日常生活とは

今回は、トレード中でなく、日常生活でトレードに役立つ行動をピックアップしてみました。

3つの観点から例を上げて説明します。

 

・ルーティーン

・行動哲学(判断基準)

・俯瞰

 

ルーティーン

ここでのルーティーンとは、作業の定例化、行動の自動化、という意味であり、ひいては、良い行いの習慣化自己規律を身につける行為です。ゲン担ぎ行為とは少し意味合いが違います。

トレード自体をルーティーンと捉え得る事もできます。日々のトレードはランダム行為であってはならず「予め決められた計画」を遂行する行為です。

”計画されている”という事が重要です。「コーヒーが飲みたくなったので○時に飲んだ」は衝動的ですが、「○時にコーヒーを飲む」は計画的です。トレードはどんな時にやりますか?

時間を決めない事もできます。例えば、ダイエット中「空腹を感じた時はコーヒーを飲む」など、ルーティーン発動のトリガーが時間である必要はありません。

 

イチローのルーティーンは「バッターボックスに入る前/バットを構える前」など例は沢山ありますし、トリガーは自分で決めて良いです。(※スポーツ心理学では「儀式」のような行為でパフォーマンスが安定する事が解っています)

 

トレードではどのような時、どのような行動を予定すべきでしょうか。

予定にないトレードをしていないでしょうか。

 

日頃から「予定(計画)してから行動する」事で感情トレードを抑制する癖を付けることができます。

もし、どうしてもトレードを抑えられない重度のポジポジ病の場合、トレード直前に「今から1分後にトレードする」と紙に書き、”予定”を間に挟んでからトレードしてください。その後時間をかけてルーティーンに昇華していきましょう。

 

 

行動哲学(判断基準)

ここで言う行動哲学とは、決断力を強化する為の根拠信念などのことで、一貫性と言っても良いです。

優柔不断なトレード勝者はいません。決断に時間がかかる原因は、基準がハッキリしていない事がほとんどです。

トレードには素早い決断力が必要ですが、決断するには理由が必要です。即断するため、この理由はシンプルかつ真理である必要があります。

例えば、私は書籍を購入する時5000円以下なら「欲しいと思ったら全部買う」ことにしています。その理由は「長期的に見てほぼ例外なく価格以上の将来的価値に繋がる」からです。本は内容も利用法としてもリターンが圧倒的に勝りますし、購入するほどトータルの失敗リスクは減ります。(今は本屋で見つけてamazonで買えば荷物にさえなりません。本屋さんには申し訳ないですが。。)

5000円のゲームはノータイムで課金して、2000円の書籍に躊躇してたらチャンスを逃します。消費浪費は抑えるべきですが自己への投資は止めるべきでありませんよね。己の株こそ買いな訳です。

麻雀で迷ったときは「この後一番後悔しない牌を切る」などもあります。このように瞬間的に決められて納得できる理由を日頃から持つ癖をつけておけば、トレード中の正しいリスクリワードを判断するのに役立つでしょう。

トレードすべきか否か、明確な基準を持っていれば、本来迷うことはない筈です。そしてチャンスを逃がす事も。

 

俯瞰

とは、”メタ”であり、自分も他人も相場も客観視する感じです。ここでは心理学で言う”メタ認知”より広い意味で使用しています。

先入観を排除して客観的に観察するというだけでなく、全体を眺める鳥の目を同時に持つ事が重要です。

時系列を含めた、空間的時間的、両方の俯瞰が必要です。

エントリーする時エグジットまでのことを想定するのは当然ですが、エグジットする時は次のエントリーのことを想定します。この俯瞰目線は大きい方が良いです。

当事者は必ず視野が狭くなるので、ある意味、上司的な目線で見るのがコツです。新人をみるとき、将来的な成長や次回以降の仕事で発生しうるミスなどを想定して指導すると思います。もちろん自分が初心者の場合想定できる範囲は限られますが、俯瞰できなくても、俯瞰視点を意識する事自体が重要です。

日常ではどれくらい俯瞰目線で見れているでしょうか。

チャート分析行為、トレーディング行為、どちらも俯瞰が重要です。

俯瞰視点で判断して初めて、俯瞰的(長期的)に勝つ事が可能です。

 

まとめ

以上、トレードの3Mのように、この3つが全てという訳ではありませんが、日常生活で応用できるトレードスキル習得方法として上げました。

会社でも私生活でも、トレード力を鍛える事は可能だと思います(むしろ重要だと思います)

あとはこの3つをどのように実現・実行するかを考えて見るとよいでしょう。私の場合は自家製ツールや日誌だったりする訳です。

 

少なくとも、これらに全くの無策ならトレードスキル習熟に苦戦すると断言できます。

ならば対策すれば、その逆になるのが自然ではないでしょうか。

 

 

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