[MT4]利用条件の比較一覧(IBツール)

FX業界の闇なのか

FX関連商品は、利用制限付ブラックボックスのモノが多いです。

もちろんクリーンなツールもたくさんありますが、ロジックが明かされてなかったり、事前に効果を実証できないのが普通なので、投資以前にツール購入自体の当たるも八卦感もゼロではありません。

 

そこで今回は、FXツールとIBによる利用条件の裏話について解説したいと思います。

IBとは、ブローカーを紹介した事で得られる紹介料制度の事で、例えば私の紹介でXMに口座開設や追加すると、私に紹介料が入るシステムです。紹介料はXMから支払われるので開設者にデメリットは発生しません。XMの視点から見れば、紹介を介さず直開設された方が利益が多くなりますが、紹介制度を設ける事で広告費を軽減できます。

2014年から、パス制度で限定無料提供していた当ブログが、2018年そのパスも免除するしくみをプラスアルファして提供しました。これにはIB制度を利用しています。

パス更新が面倒だったユーザーさんから喜びの声が多かった中、「この守銭奴が」的なメールや「自分の業者では使えないので低評価」と言った声がごく一部ながらあったのは、IBのしくみを知らない事からくるFXの闇のイメージなのかもしれません。

 

ブローカー視点

悪魔のプラグイン

Virtual Dealer plug-in(通称:悪魔のプラグイン)も実在するので、初心者が怪しむのは無理の無い事だと思います。私だってそんな業者でトレードしたくありません。

これは業者のサーバー上で稼働するシステムで、特定の条件下で約定拒否スリッページ拡大等の動作を行います。スリッページ等は普通の状態でも変動がありますが、このシステムはトレーダー個別の状況を判断して随時適用されます。

高額な運用や、(一秒に何千回も注文を出すとか)サーバーに影響を与えるようなトレーダーに対して発動されると言われています。

業者の利益(相対取引)

上のプラグインは一般トレーダーは、ほとんど気にする必要はありませんが、国内業者に多いOTC取引(相対取引)の業者の場合トレーダーの負けが業者の利益に繋がるので、ストップ狩りが業者の利になり得る為、Virtual Dealer plug-inと似たような現象の危険性は高くなります。なので、大金の運用でなくとも、似た動きに遭った人はいるかもしれません。

業者の利益(手数料)

またスプレッド極薄の業者は手数料で儲けられない事は明白なので、「トレーダーを増やす」か「いかに多額のトレードをさせ、かつ負けて貰うか」が業者の利益の根源にあります(あとはそれをどうオブラートに包んで伝えるか、の力量のようにも思えます汗)

業者の利益(直接取引

海外業者に多いNDD方式は間を介さない直ディールの為透明性が高く業者は純粋に売買手数料で利益を得るのでユーザーの損益に関係なく「何回もトレードして貰った方」が利益に繋がります。極端に言えば「プラスマイナスゼロでずっと売買を繰り返してくれた方が業者は儲かる」のです。なのでトレーダーをわざわざ負けさせる理由がなくなります。ただ、その性質上、手数料(スプレッド)は国内業者より高めになります。

 

これらの根本的な性質が、ブローカー側の立場からみた、制限や条件付けの理由に成りえるのです。

 

販売者視点

一方、ツールを公開する立場(ツール販売者)は、そのブローカーの制度を利用する事になるのでもう少し複雑になります。

前述のようにツールやサービスを利用する際条件がある事が多いです。

例えば

  • 最低○回トレード
  • 入金金額
  • 最小ロット数

などです。私も過去にたくさんのブローカーを利用させていただきました。あなたもなにかの条件を課された事があるかもしれません。

業者や販売者が制限を行うのにはそれに足る理由があるのですが
当方のツールは、これらの制限を軒並み排除して、利用者が本来不要な支出ムリなトレードをなくし、かつ自分も利益を得る事をコンセプトにしています。

それだけでなくProEXクラスの高機能(環境)を、販売せずに無料で配る、しかもユーザー(モニター)の希望を実装するという、無料複数オーダーメイドのようなムチャコンセプトです。これを実現する為にIBを利用しました。

 

利用条件の比較一覧(IBツール)

  当無料インジ ProEN3 他社製IBツール
ブローカー なし XM XM等
口座数 無制限 無制限 1(申請により追加)
口座毎の利用申請 不要 不要
口座名義(指名・口座番号)の開示義務 不要 不要
口座開設後の報告と専用ツール受け取りのプロセス 不要 不要(当~数日) (当~数日)
入金強要 無し 無し 有り(保証金入金が条件)
最低入金額 無し 無し (手法制限で事実上指定される)
残高制限 無し 無し 無し
最低ロット数指定 無し 無し 無し(手法制限で事実上指定される)
口座タイプ指定 無し 無し 有り(概ねスタンダード)
エントリー強要(又はノルマ) 無し 無し 無し(手法制限で事実上指定される)
手法制限 無し 無し 有り(特定の手法のみで使えるEA)
価格 無料 無料 数万円又は月額課金
最低利用期間 無し 無し 3ヶ月の継続使用で返金に対応等
ただし高額での手法運用を強制される為、未知の手法に対して投資リスクが高額になる
利用期間制限 1ヶ月(パス更新で半永久継続使用可) 無し 無し
無料利用する為のパス入力 (月1・無料) なし
パスの免除制度 有り(XMのみ)
備考 IBと無料のハイブリッド(どちらでも使える) IBツール IBツール

 

それがお前らのやり方か

高額で購入してなお、しかも決められた条件でしか使えないケースは意外に多いです。というか、キホンそういうモンです。

ただそれは非難されるようなものでなく、むしろビジネスとして私よりもぜんぜん正しいです。

私自身、開発者兼販売者なので痛いほど解るのですが、デジタル商品は劣化しない性質上、繰り返し購入されることはほぼありません。その上利用者数の累積によって対応時間は増えていくのでだんだん運営がキツくなります。なので、ツール販売で開発費を補い、かつ継続収入も得る販売モデルは実に理にかなっており、経営がラクになれば更に良いツールの開発費に充てる事も可能になって良い循環も作りやすくなります。

また、IB利益が製品代を超えるなら、たとえ製品代を全額返金しても利益が残るので必ず儲かります。
余談:返金のタイミングは非常に厳しく設定されている事も多いです(ほとんど検証の暇が与えられないという、ユーザーの事を考えていないように思えるケースも。。。。)

ただしその為には、利用者に確実に高額なトレードをしてもらう必要があります。そこで、それ用の手法も同時に開発・提供し、その手法以外では使えないようにする必要があります。

このようにしてIBツール販売者は、利用条件や売買ルール・販売価格を決める必要があるのです。

大雑把に言えばこのようなしくみのため、トータルでみれば販売者が損をする事は基本的にはありません(当たり前といえば当たり前ですが。)

これが私の生きる道か

しかし当方の場合、一円も利益につながらないパターンがバンバンに残されています。穴だらけのビジネスモデルです。

利益が無いだけなら良いかもしれませんが、配布・提供するほど質問、対応、バージョンアップの頻度、は増え続ける為、明らかに頭の悪い提供方法です。他社から見ればバカ丸出しです。穴だらけといかフリチンです。

なぜこんな事をしてしまっているかというと”提供者”から始めているからだと思います。

私の出世ネームは、

凡人 ⇒ 見習いトレーダー ⇒ ツール開発(素人) ⇒ 兼業トレーダー ⇒ ツール提供 ⇒ 専業トレーダー ⇒ トレーダー&ツール販売

という感じです。(そろそろこの先に行きたい。。)

売る為のツールでなく使う為のツール

もともと、販売や企業を目指してた訳ではなく、結果的に自社販売に行き着いているので、このようなズボラな運営になっているのです。。私に比べればキッザニアの方がしっかりした経営だと思います。

販売者が販売の為にツールを開発したのでなく、
提供者が提供を続ける為に販売(有料版)を始めたので、こんな事になってしまったのだと思います。しかし必要は発明の母とは良く言ったもので、そのおかげでほぼ無制限の高機能IBツールができました。

「販売者」として始めていたなら、私も他社の販売モデルの方が正しいと思いますが、ProENは開発していなかったでしょう。

 

それではまた。

 

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