フィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチ指標は、MT4を含めほとんどのFX業者に搭載されています。
それほどメジャーな指標といえます。
使い方は簡単ですが、知らないと使えませんので基本はマスターしておきましょう。
使い方
MT4の画面上部のアイコンにマウスを当てると「フィボナッチリトレースメントを作成」と表示されるマークがあります。
このアイコンをクリックした後、高値から安値にかけてマウスをドラッグするだけです。
順引き・逆引き
線の引き方には二通りあります。
順引きは
上昇トレンドなら、安値から高値へ
下降トレンドなら、高値から安値にかけてドラッグします。
逆引きはこの逆で、
上昇トレンドなら、高値から安値へ
下降トレンドなら、安値から高値にかけてドラッグして描写します。
どちらを使うかは好みや手法によりますが、通常は順引きを使用します。
トレードへの適用
フィボナッチ・リトレースメントは、山(高値)ヵら谷(安値)の一連の幅を基に、
直近の山(谷)からどれだけの割合で、押し(戻り)があるかを予測する為に使います。
一般的に注目され、良く使われる押し(戻り)のラインは38.2、50.0、61.8の3種類です。
利食い目安としては1.618です。
トレンド中の押し・戻りのラインの目安にするという事ですね。
ただしこれだけを頼りにトレードするのはちょっと頼り過ぎです。
その他のラインや材料と複合的に考えて判断します。
例えば、近くに気になるラインがあり、フィボナッチリ・トレースメントと合致する(近い)などです。
利食いに利用する場合は、単体で使用しても良いです。
裏付ける別要素があれば尚良いですが、近くに目安となる価格がなく、
どこまで伸びるか解らない相場環境なら、フィボナッチラインを利食い目安にするのはひとつの選択肢としてアリです。
通常、押し(戻り)の割合が深いほど、その後の伸びも大きくなります。
私のオススメは50.0と61.8です。
特に50.0は「半値戻し」であり、半値を利用したトレード書籍もあるほどで、上手く使えば武器になります。
過去チャートのいろんな場所で引いて試してみて下さい。
意外と良く反応してるな~と思うと思います。
大きな時間足ほど良く機能する傾向にあります。
次回、今回の基礎を踏まえた上で、一歩進んだ使い方を紹介します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。