裁量補助EAとは、売買の判断は自分で行い、発注の手間と計算をEAに任せる道具です。このたびMT4用のProEN4をベースに、MT5用「ProEN5」として大幅リニューアルして公開します。
最大の特徴は、チャート上で損切り(SL)と利確(TP)を決めた時点で、いくら負けるかが見えていること。発注ボタンを押す前に、です。
ProEN5とは? 押す前に負け額が見える裁量補助EA
ProEN5は、エントリー機能を大幅強化する、ロジック非搭載の裁量補助EAです。
- チャート上の窓で、SELL/BUYをワンクリック
- SLとTPの線を、マウスでドラッグして決める
- 線のラベルに、pipsと金額がその場で出る
- 損失の帯・利益の帯と、リスクリワード(RR)が大きな数字で見える
- インジケーターが無くても、これ1本で動く

何がうれしい? SLの位置を決めながら、負け額が見える
SLを先に決めるのはトレードの基本ですが、ProEN5はその基本をやりやすくします。
ProEN5での流れは、こうです。
- ラインドラッグでSLとTPの位置を決める
- 自動表示される予定損失額と、リスクリワード(RR)を視認
- OKなら、エントリー。
線を動かすと、ラインにpipsと金額が追随して表示されます。トレード前にこのポジションで「どれだけ負け、どれだけ勝てるか」を視覚的に確認します。

使い方例:損失額を決めると、ロットは自動入力される
「1回の負けは○円まで」「口座の○%まで」と先に決められます。
ロットは、その金額から逆算され自動入力されます。
計算も手入力も不要です。


計算の例です(EUR/JPY、1ロット=10万通貨)。
| 条件 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 口座残高 | 100万円 | 例示 |
| 1回の許容損失(1%) | 1万円 | 例示 |
| SLまでの距離 | 20pips | 例示 |
| 1ロットで20pips負けた時の損失 | 2万円(1pips=1,000円) | 計算(0.01円×10万通貨×20) |
| 入れてよいロット | 0.5ロット | 1万円 ÷ 2万円 |
SLを30pipsに広げれば、同じ1万円で入れるロットは約0.33ロット。SLの距離とロットは、片方を決めるともう片方が決まります。電卓と暗算から解放されます。
たまに起る暗算ミスによる悲劇も防げます(笑
細かいところまで、チャートの上で
売りと買いは、反対のボタンに乗せて切り替え
反対のボタンに乗せると、線の移り先が点線で予告されます。押せば、その向きで発注です。実際の挙動は公開後の実機でご確認ください。

TPなしでも入れる
TP線を選んでDeleteするだけ。窓の表示は「TP 0.0 pips」(指定しない)になり、SLだけが残ります。

「なぜ入ったか」を、注文コメントに残す
「1H」「押し目」のように、入った理由を選ぶチップ(複数選択できます)。押した文言が、注文コメントと取引カルテ(CSV)に残ります。

特に複数ポジションをコントロールする相場さばきの序盤では、ポジション別のエントリー根拠を把握しておくことが大変好ましいです。※一定期間あるいは一定含み益を超えたポジションは、複数をまとめてひとつの塊と考えてエグジットしても大丈夫ですが、保有後の序盤では各ポジションのSL値が異なる事が多いからです。個別のSLやSL移動には、エントリー根拠を個別に把握する必要がある為です。
この注文コメントは、MT5標準の取引一覧から常時確認できるだけでなく、ProTradeView5(別インジ)の売買履歴表示にも適用できます。
ATインジと組み合わせ、オリジナル自動売買機を作る
ProEN5は単体で使えます。
ですが、ATインジの属性アラートと連携すれば、タッチアラートをトリガーに自動エントリーさせることもできます。発注のLot・SL・TPは、ProEN5のエントリーウィンドウで決めた値(手動と同じ)が使われます。

MT5標準で不可能なトレンドライン・BBタッチなど、自分で決めたポイントで自動エントリー装置を作れます。
よくある質問
裁量補助EAとは何ですか?
売買の判断は自分で行い、発注・SL/TPの設定・ロット計算などをEAに任せる道具です。EAが勝手に売買する自動売買とは別物です。
ProEN5はインジケーターが無いと使えませんか?
使えます。
成行窓とSL/TP線は、ProEN5単体の機能です。
発注前に損失額が分かるのですか?
分かります。SL線を動かすと、pipsと金額がラベルに出て、予定の損失額も窓に表示されます。
いつ公開されますか?
公開の際は、メルマガ(FXmtマガジン)とこのブログでお知らせします。
まとめ
- ProEN5は、エントリーを強化する裁量補助EA
- 線を動かしてSL/TPを決め、押す前に負け額が見える
- 公開をお楽しみに
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
次回は全貌を動画で解説しようと思います。
