
2018ワールドカップ
1次リーグ最後の「日本✕ポーランド」は視聴率44%。注目度の高さが伺えます。
この時の日本の戦術に対して、世界中で賛否両論起きました。
(主に”否”ですが)
今大会のルール上発生した出来事で、かつ
ポーランド側も利害が一致した為に起こった、珍しいケースと言えます。
両チームが現時点のスコアに(暗黙の)合意をしているなら、争い自体が発生せず(つまり試合の必要がなく)、パス回しどころか、お茶でも入れて”ノーサイド”で握手しても良さそうなほどですが、
別球場のセネガルがもし追加点を入れれば、お茶飲んでる場合じゃなくなるので、いきなり休戦(パス回し)を止めて猛攻撃を始める姿も見てみたかった気もします。
トレード他流試合
初心者のころ、番組企画で、著名なFXトレーダー3名(恐らく誌上プロ)が、リアルタイムで2時間の収益を競う場面を見た事があります。
当然、全員スキャルなんですが、その内一人はノートレードでフィニッシュでした。
(たしか三空さんだった)(マネーの虎みたいに言うな)
しかもトレーダーは全員ほぼ無言です。(アナウンサーの実況のみ)
視聴者としてこれほどつまらない事はないです。
ノートレード&解説無しなので、参考にもならない。
ここからの記憶は曖昧ですが、
たしか他2名も1~2トレードのみで、一人は1ポジションを保有したまま決済せず時間が来て、含み損で終了。2度決済した、もう1人のトレーダーも合計では微損。
結果として、三空さん(ノートレード)が優勝、みたいな感じだったと思います。
だったら、参加してないけど、ノートレードの俺も優勝だろ(笑
と思ってました。
行為の是非
しかし今となっては、良い参考になっています。
トレーダーはサービス精神でエントリーする必要はありません。
客商売ではないですからね。
ただし「客商売の為のトレード」ならエントリーした方が良いです。
一般人でこのケースは少ないと思いますが、エキシビションや実演が必要なら、エントリーしなければ意味がありません。
このように、「行為の是非」は「目的の違い」で変わります。
目的が「勝利だけ」なら、必要十分なので100%正しい行為であり、「是」です。
目的が「勝利+面白さ」なら、満たせていないので合格点に達せず、「非」です。
論ずるべきは「行為の是非」でなく「目的の違い」なのかもしれませんね。
トレードは何を目的にすべきでしょうか。
所作 > 利益 > 面白さ
トレードの場合は、「勝利だけ」(利益)が目的とされる向きがあります。
これはその通りなんですが、
”トレーディング行為”で、最も優先すべき事は、「勝利」でなく「所作」と考えます。
これは、正しい行為=勝ちトレードになる とは限らない為です。
特に単発のトレードでは、利益が出ていれば必ずしも正しいというものでなく、
正しい所作が出来ているなら、損失で終わってもOKであり、
誤った所作の結果の勝利なら、利益が出ていてもNGです。
小見出しの不等式をもう少し詳しく直すと、こんな感じです。
利益(長期的)=所作 > 利益(短期的) > 面白さ
※ここで言う所作とは、ルール、一貫性、メンタル、不作為、などトレーダーの正しい振る舞いの事です