個人トレーダー的目標設定
利益額は目標にしない
例えば、正月というだけでやる気が出ますよね。
年始のテンションに乗じて崇高な目標を立てるのは良い事ですが、ことトレードに関してはなるべく利益の数値目標は避けた方が賢明です。
具体数値は、達成・不達成が明確になるので一般的な仕事を評価する上では都合が良いですが、初心者トレーダーにとっては害になりやすいです。
なぜなら、初心者は利益目標(達成金額)はともすると相場の決めつけになりかねませんし、目標達成の為に無理なトレードをしがちだからです。
勝てている人が、前年の数値を元にある程度の見込み益を想定するのは良いですが、負けている段階で利益数値を決めるべきはないでしょう。
もしまだ負けている人が数値目標を挙げるとすれば、プラスマイナスゼロ~+1pips、が良いでしょう。
それ以上の利益目標は、成績がプラスになってから考えれば良い事です。
行動目標を立てる
トレードの不確実性
誰が行っても、一回当たりのトレード成果は常に不確実なので、いちトレードの損益を評価してもほぼ無意味です。損益はグロスで評価する必要があります。
一回あたりのトレードの評価対象は、結果の損益や数値よりも、過程の行動です。
結果に関わらず、正しい行動を取り続ける事が大切です。
損益でなく、行動を具体的詳細に決め実行する癖を付けると良いでしょう。
初心者にとって、そのトレードがプラスで終了したかマイナスで終了したかに関わらず「予定通りに行動したか」が最も重要です。
己の確実性
仮に予め決めておいた行動(ルール)がトレード中に間違いで有る事に気付いたとしても、そのトレード中は予定通りに行動し次回からルール改変する位の気持ちが必要です。
こうする事で感情に左右されない規律性が養われます。
確実なモノは、相場でなく自分の行動だけなのだから利益目標でなく行動目標が良いという事。
投資脳を育む
本格的にトレード力を養いたいなら、普段の生活から気をつける必要があります。
日常に潜む リスクリワード・ジャッジメント
日頃からトレーダーらしく決断する癖をつけましょう。
私は自己成長に繋がるモノや生活(時間)を豊かにするモノへの出費は極力惜しまない様に心がけています。
書籍代をケチって飲み代を即払いでは成長を避けているも同然です。
私が昔やっていたように食費を削ってまでトレードに充てる必要はありませんが、例えば毎日晩酌しているなら、その晩酌代でトレードしてみるのも良いでしょう。
現代は少額からトレードできるので、タバコや甘いモノを辞めた分で週末投資家も充分できます。
僅か1000円でも毎日ですから消費(浪費)より投資した方が練習になるし何より増える可能性もあります。
私もそうして実践数を増やしました。
ソースなき名言
金持ちはお金があっても節約するが、貧乏人はお金がないのに金を使う。
貯まったお金で、金持ちは本を買い時間を節約するが、貧乏人はテレビを買って時間を浪費する。
楽しくなくては意味がないので娯楽や息抜きはとても大切だ思いますが、息抜きも大志を維持してこそ活きてくるのではないでしょうか。
自己投資は人生の時間価値を高めてくれます。
リスクリワードの概念を日常的に意識する事で、有益な時間を増やせると共にトレード脳も養えます。
毎日ひとつポジティブな決断・行動を取る
どれほど頑張っていても全てが上手く行き続ける事は普通ありませんよね。
一年365日の間には辛い日が続く期間もある筈です。
そんな時でも、・今日は○○を我慢する ・明日の計画を立てる ・コンビニで募金する ・早起きする など、
毎日必ずひとつポジティブ(や建設的)な行動を行う事で、(不安な時でも)進んでいる事を確認できると思います。
一年後、今年は毎日、ポジティブだった、と言えるように。
全く、同感です。
毎日、相場が始まるまでに、その日の相場の動きによる自分の対応処置を決めておいて、その通り実行し、損失を最小にする改善行動を続けていると、いつの間にか株式取引では、年間総利益は連続プラスになるように改善しました。
FXは始めたばかりで、デイトレードの短時間、小通貨なら勝てますが、なんとか日足でも勝てるように、トレーニングと勉強を積み重ねて、半歩でも前進していこうと思っています。