いきなりですが、下記の絵をご覧ください。
どちらのテーブルの方が長く見えるでしょうか。
ご存じの方もおられると思いますが、大抵の人は左側のテーブルだと言います。
実はこのテールブルの長さは同じです。
長さどころか横も同じ、当然同じ面積、同じ形です。
気なる方はプリントアウトして切り取って合わせて見ると良いでしょう。
このような錯覚はいくらでも例がありますが、問題は、
私たちはこれが錯覚だと解った上で、もう一度同じ絵を見ても、また同じように左が長く見えると言う事です。
どうしても、絶対に信じる事が出来ないのです。
正解を教えられていても信じられないのだそうです。
この錯覚の絵は知っていたので、昔、職場の同僚にエクセルで作って見せ、実は同じ形だと種明かしをした後、目の前で実際に図形を回転させて重ね合わせて証明したのですが、その時の同僚の反応は「今何かしたろ!」と真顔で疑われました。
目の前で操作しているにも関わらず、特別な操作で図形を変形させていると思ったのです。
目の前で実演してさえ信じられない、いや、
自分の目で見ているからこそ信じられないとうべきでしょうか。
訓練すればこの絵が同じ形に見えるようになるんでしょうか。
錯覚とは、先入観で見ているともいえます。
トレーダーの先入観
二か所の色は違って見えますよね?これも同色です。
無意識の内に周囲のタイルの色と中心のタイルの色を比較してしまう為に、周囲が明るい色の方は暗く、周囲が暗い色の方は明るく見えるんだそうです。
色や形で錯覚が起るなら、味覚や感覚で錯覚が起ってもおかしくないですよね。
相場でも似たような事が起こっているとしたらどう思いますか?
見たものに惑わされず、雑念に左右されず、相場の上下に一喜一憂せず、原理原則に目を当てる事がトレーダーにも必要ではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
ちょっと何言ってるかわからない