全員必ずバイアスがある
有名な下図のAとBのタイルの色はどちらも同じ色です。
ペイントなどに貼りつけて検証してみると同じだと解ります。
恐らく殆どの人が自信を持ってAの方が濃く見えると思いますが全員間違っています。しかも自信満々で。
そして答えを知った上でもなお、何度同じ図を見ても納得がいきません。
この錯覚と同じように人間には、自分でもどうしようもないバイアスがかかって外せない事があります。
努力とは別次元のようにも感じます。
しかしトレードの世界では、こうしたバイアスを取り除く事に成功した人たちがいて利益を上げているのです。
錯覚の絵の方はどうか解りませんが、トレードにかかるバイアスにおいては自力で改善できる事が証明されていると言う事です。
聞けば簡単な勝利の理屈は、上の絵の解答に似ていると思います。
実際に答えを聞いた後も、改めて相場に向き合うと、やっぱり自分の(間違った)考えの方を信じてしまうのです。
正しいのが相場、間違っているのが自分なのです。
常に相場の方が正しいと思って見ればおのずと見方が変わってきます。
普通に眺めているだけではいつまで経っても同じ見方しか出来ません。
そして、相場を正しく見るとは自分を正しく見る事に他なりません。
手法やパターン疑うより先に、それを判断できる目が必要だと言ってもいいかもしれません。
自分が偏っていると、正しい結果にならないのは道理です。
そして、他の人がバイアスを持って相場を見ている事にも注意すべきでしょう。
まずは自分にもバイアスがある事を知りましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。