勝っても負けても守るべき資金
勝てる相場は、誰がやっても勝てることがありますが、そういう時こそ資金の管理方法が重要です。
偶然だろうと勝ちは勝ち、ですがその利益を維持して再投資できるかどうかはウデ次第です。
勝者のままでいたければ、勝ち資金を分別管理することをお勧めします。
出金するまではただの皮算用に近い状態ですしね。あなたはどのように分別管理していますか。
投資資金と利益の分別管理
投資金と利益を分別管理するにはブローカー口座から個人口座(銀行口座)に移すのが一般的です。
ですが、毎回入出金すると、手間も期間も手数料もロスします。手間が増え、管理がおざなりになれば元の木阿弥です。
そこでお勧めするのが、自分が使用しているブローカー内に複数口座を作って口座間で移動させる方法です。
現在、銀行口座は(詐欺対策等で)一人一つに制限されてる時代ですが、同一ブローカーの口座追加は申請だけで可能です。
便利な恩恵に預かりましょう。そもそもその為に追加口座があるんですから。
口座量産方法
お使いのブローカーサイトで追加申請するだけなので各自で(ブローカー別の規約も。)チェックしてみてくださいしてください。数分か数秒で追加書類なしでWEBから開設できます。ほんとにいい時代になりました。(昔はFX会社に封書で郵送していました。。)XMであれば口座追加ページで完了します。(当ブログはXMを採用してます)
後は、自分で決めた利益を移す用口座に資金振替するだけです。
複数口座がもたらす利点
例えば、投資金として口座に100万円入金しているとします。
しかし一月当りの許容損失は-10万円と決めている場合で、初心者が月半ばで-10万円(残高90万円)に達してその日以降のトレードをストップするのは難しい場合があります。
「自己規律を保つべし!」と一蹴するのは簡単ですが、しくみ的に口座に90万円残っているのがマズイことはあるんです。
財布に余分なお金があったら減りも早いです。のどカラカラだとペットボトルのお茶をちょっとだけ飲んで止めるのは難しいですよね。つい飲み過ぎてしまいます。
その余分な支出を無料で無意識に解決できる可能性があるなら対策することにデメリットなどありません。ある可能性は試しましょう。リスクはないんですから。ただそれだけで、大切な資金を守れる率が上がるんです。
複数口座管理は他にもさまざまな利点をもたらしてくれます。
複数口座のポテンシャル
例:
- 週別に口座を用意してトレードする
・第一週、第二週、第三週、第四週、と、口座を4つ用意して、予め全ての口座に週間分の投資金を入れる
・利益が出た週は、5つ目の口座に資金を移動する。
・または、利益が出ている限り初回の口座を使い続ける(先鋒口座、次鋒口座、中堅口座、大将口座的な) - ロジック毎に口座を分けて、ロジック別の運用成績を把握
・ロジック別のレポートを比較しポートフォリオ/入れ替えに利用する
・不要なロジックを明確にし排除する - 通貨ペア毎に口座を分け、運用成績を把握
・自分の得意通貨ペア、苦手通貨ペアを把握する - 全額失った口座は縁起が悪いので使わない(笑
・失う度に新設し、心機一転、気持ちを切り替える - etc.
補足
週ごとに分別管理する事で週単位で金額ストップロスを引いているのとほぼ同じ状態になります。フラッシュ・クラッシュがあっても、口座の資金内でゼロカットされる為安全面でも理にかなった資金管理戦術です。
卵を同じカゴに盛るなってやつです。
(ゼロカットシステム採用業者推奨)
また例えば、口座を3つに分けた場合3つの内ひとつでも資金を3倍にできればイーブン以上が確定します。このように口座を部隊に見立てるような戦術視点も広がります。
私のケース
私の場合は手法模索時代、ロジック毎に口座を分けて有用な手法を選別し、更に利益口座を作って利益を分別管理していました。
こうする事でロジック毎の成績と全体で合計いくら勝っているかが同時に解り易いだけでなく「”勝っている金”が貯まっていく」ので、全体では負けているとしても自信がつきやすくなりますw。
あと、長期間の退場から復帰するときは新口座を建ててやってました。ツラい口座記録など見たくないし「オレは生まれ変わっている!」と思いたいのです(笑
複利でも単利でも使える
利益分を出金して口座の金額を常に一定から再スタートする事で、同じ精神状態でトレードするのに役立ちます。そしてメンタルはトレードに反映されます。
負けた場合は、自分で決めたサイクルの初日に不足分の金額を入金し、やはり同額でスタートします。(もちろん金額を増減しても良いですが、金額がトレードに与える影響も考慮して一定に保った方が同じ基準で成績を評価しやすくなります)
ただし、複利で雪だるま式に増やす為には資金の増加に伴い口座の金額も増やす必要があります。増資のタイミングがいつであるか、いくらであるかは個人により異なりますし、増額せず単利で行う人もいます。また資金増加に伴って単利に近い運用になる場合も考えられます。
注意点
ブローカーによって入出金の際の条件が異なるのでお使いのブローカーの条件を良く把握して利用しましょう。
例えば私が使っているXMは出金時に出金額に対応するボーナスポイントが消滅します。この為、ポイントを使う口座/使わない口座で分けておくなども良いでしょう。ただし小額のポイントであれば無視しても良いですし、そもそもポイントは出金できない性質のもの(=負けトレーダーに有利にはたらくシステム)なので、利益が出ていれば神経質になる必要はないです。ポイントでトレードしなくても良くなった(負けなくなった)と考え、胸を張って出金しましょう。※その他条件は各自で確認してください
小資金の場合
小額資金の場合、増える前から分散運用する必要はありません。分散すると攻撃力が弱まるので、むしろ一点集中管理した方が良いと考えます。ただしこの場合もなるべく、利益は他口座に移動させて守る方が防御力も高まる筈です。ペットボトルの例を思い出してください。毎月の食費を封筒に入れて管理する人もいますよね。そういう事です。
最後に、
シングル口座、マルチ口座、シングルブローカー、マルチブローカーによる、メリット・デメリットをざっとまとめてみましたので参考になればと思います。
怪しげなFX業者が途中で営業停止したりを想定したリスクヘッジは、現代ではあまり意味がなくなりました。
MT4口座環境優位性マトリクス
口座 | ブローカー | |||||||||
シングル |
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マルチ |
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資金管理や口座追加にハデさはありませんが、勉強や施策が手法だけに傾倒しないように注意しましょう。
こんにちは。いつも有益な情報ありがとうございます。まだ、ロジックも定まっていないので、moreさんのインジっを使うレベルにはありません。ただ、無料インジの収集はしています。MXの口座はmoreさんの勧めで開設し、なぜか、すでに2つあります。1つの口座は資金10万ですが、2万追加し、ポイントで20万円ほどの含み資金になりました。下手なトレードより効率的です。他のFX業者の口座は10社ほどありますが、MX以外資金0です。
水平線、移動平均線などでトレンドフォローの押し目、戻り目を狙うトレードの練習を過去検証ソフトで最近始めました。D1、H4、H1、M5を見て、長期足でトレンドの方向、相場環境把握、H1のトレンドをM5で狙うという下書きですが、結局、大局観がないため、M5のスキャルとなり、お祈りでの損切り多発です。3年前と相場対応力は変わっていません。まだ、200トレード程度しかやっていないから仕方がないです。
MTFとよくいいます。言葉では分かるわけですが、相場感覚では分かっていないと、最近痛感しています。過去検証ソフトのM5の足の値動きでエントリ練習するわけですが、結局、丁半博打になってしまうわけです。節目やシナリオが分かっていないのです。にもかかわらず、デモトレも始めました。正確には再開です。
この1年基礎知識を学びました。しかし、知識ばかりで素振りが足りません。そういいつつも、3年前に30万ほどで買ったFX講義資料が良く分かるようにはなっています。この教材を買ったころ、200万ほど溶かし、何をやっているかもわからず、教材を何度も見たり、読んだりしていましたが、腑に落ちない。やっと最近、多くのトレーダの方々が言うところの王道というものが何か、が分かりつつあるようには思います。この王道を過去検証で素振りしようというわけです。練習を少しやってみて、過去検証やソフトによるトレード練習は、自分の分かっていないことを具体化するのに有用である、と分かってきたところです。
何とか、生きている間に、FXで成金になりたいものです。今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。