前回お伝えしたAI超分析の発展型について説明します。
なぜAIに優位性が無いと言えるか
まず、前の記事を読んで「ワイ気づいたよ。もう全部AIに任せてトレードしてもらえばいんじゃないの!?」と、思うかもしれませんが、ウエイタンミニッツ。チッチッチ、よく考えてください。もしそう思っているなら、むしろあなたは大衆側でございます。
いわゆるパレートの法則や262の法則みたいなもので、FXがほぼゼロサムゲームである以上、結局『上位数%(割合)が勝者』というのはどこまでいっても変わりません。

ですが今の時代、AIを使う事自体は正着な筈です。
すると次のような疑問が浮かびませんか。
AIの優位性に対する疑問
「参加者の過半数がAIを使う世界線において、AIを使う事はアドバンテージになるのか?」
答えは→「ならない」でしょう。ですが使わない事は、ビハインドになります。インジケーターやEAと同じです。今はまだ優位性は高い方ですが、結局「何に」「どのように」使うかが重要です。
全員が持っていれば、それは優位性ではなく一般的と言うんです。ですが持っていないことは劣等生に繋がるので、インジケーターやEA同様、投資の重要項目としてAIカテゴリーを追加している訳です。
でその使い方ですが、
前提として
AIは具体的な投資助言を行わない
というのを覚えておいてください。例えば、Googleの生成AI利用規約では、金融・投資における「資格を持った専門家に代わる具体的な意思決定の自動化」や「絶対的な投資助言」を行うことは禁止されています。
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制限されない例: 「移動平均線のゴールデンクロスの仕組みを教えて」「資金管理の数式を作って」「EA(自動売買)のコードのバグを修正して」
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セーフティが働く例: 「今すぐドル円をロングすべきか、ショートすべきか、100%勝てる指示を出して」
このように、AIに売買の決定を丸投げするようなプロンプトを入力した場合、AIが「専門的な金融アドバイスはできません」と回答を拒否(ブロック)することがあります。
AIによってポリシーは異なりますが、メジャーAIなら概ね同じスタンスだと思います。
ですのでAIに売買してもらうという使い方はあきらめた方が良いです。これはすでにある全自動売買と同じ理屈ですね。仮にそのような事が可能だとしてそれは一部の人しか手に入らない高級なものです。購入にも運用にも莫大なコストを必要とします。
そこで
私が提案するのは
- 徹底的な超・自己分析に使う
- 参謀として使う
の二点です。超・分析法は以前解説したので省略します。
2つ目の「参謀として使う」は自分専用の軍師として「育てるAI」を作るという事です。
考え方は単純で、自分が重要だと思う知識、判断、手法、自己環境などを、AIにインプットしていきます。これは一人ひとり違うごくプライベートな内容になります。癖とか生活環境なども含みます。
通常、AIに投資関係の質問をすれば、大変詳しく教えてくれます。しかしそれはあくまで一般論としてです。誰が聞いても納得できる答えの平均値、あるいはもっとも期待値の高い答えを返すにすぎません。ですが、自分個人の考えや癖、やり方を学び、知り尽くしたAIなら、答えが変わってきます。あなた個人に対するアドバイザー、あるいひとつのルールに関する監視人のように振舞ってくれます。その一人ひとりに話し方や個性をつける事もできます。
かっこよく言えば、回答や分析がパーソナライズされるんです。
あくまでオリジナルの回答をしてくれるというだけで、個人を特定される訳ではないのでご安心を。もちろん自分から氏名やアカウント情報など入力しないなどのリテラシーは必要です。
個人で、専属メンタルコーチや投資カウンセラーを雇うようなものです
作り方はいくつか方法があります
現在の3大AIでの作り方

- google → GeminiのGem 、NotebookLM
- chatGPT → カスタムGPT、プロジェクト
- Claude → Skills、Project
青色で示したGem、カスタムGPT、Skills、が似た機能で、これはなにかの技術や知識に特化した、言わば小さな専門家を作るイメージです。〇〇スキルや〇〇Gemを作ることができます。
GoogleのNotebookLMはオリジナル辞書の様な使い方ができます。例えば社内マニュアルを入れておくと一般的な回答でなくそのマニュアル情報からのみ回答します。チャッピーのプロジェクトとClaudeとProjectもこれに似たような感じですが、Project内以外のデータも通常通り参照して答えますのでNotebookLMとはちょっと違います。
いずれも無料でつかえます。有料版は使える回数や回答精度が上がります。
私のお勧めはClaudeのSkillsです。やや使い方に癖はありますが、小さなスキルを複数作り、そのスキルを複数合わせて使う事もできます。Gemはそれぞれが独立しており、例えば軍師Gemとルール監視Gemは同じテーブルで会話することはありません。それぞれに質問を投げる必要があり、お互いの会話も共有されていません。一方でSkillsは複数同時に使える為、例えて言うならそれぞれの担当全員の総合判断を円卓で出すようなイメージです。
AIは日進月歩
最後に、ひとつご容赦いただきたいのですが、AIの進化は日進月歩、ClaudeやChatGPTのデスクトップアプリなどではほぼ毎日のようにバージョンアップが行われていたり、昨日あった機能(キノウあったキノウ?プププ)が無くなっていたり、その逆もあります。
今日の記事の内容も1週間後は変わるかもしれません。1年後は全くわかりません。この記事をあなたがいつ見ているかもわかりません。なのでここで具体的な使用手順などの説明は控えさせていただければと思います。ご興味があればぜひご自身でその時の最新情報を調べてみてくださいね。調べ方も簡単で、AIに尋ねるだけです。私より詳しくわかりやすく教えてくれる筈です。
私の記事が何かのヒントや気づきになれば幸いです。
我々も日々進化していきましょうv
