Proシリーズのアラート判定システムを改良しました。
新システム適用は、第四世代(Ver4.~)以降に搭載予定です。
全く異なる判定基準
新方式はこれまでと異なる概念で判定します。旧方式は理論的に理解しやすいですが、新方式は直感的に理解しやすいと思います。
新方式「ヒゲ・ボディ」
従来のアラートシステムが「価格(Bid値)」を基準にしたのに対し、新アラートは「足」を基準にします。
新アラートの概念として「価格タッチなく、足タッチ」で判別していることを覚えておいてください。
足は実体とヒゲで構成されます。従って実体(ボディ)あるいはヒゲタッチの二種類を選択できます。
濃厚な味わいのヒゲボディ主義
ヒゲは、海外で「シャドウ」と呼ばれるように、価格の残像のような意味合いも持ちます。
この残像に対して当たり判定を行うのでアラートの確実性が上がります。この事は後述の監視性、視認性向上にも役立ちます。
ヒゲでなく、ボディタッチ(♥)判定ももちろんOKです。
図説
足判定の概念
「判定ゾーン」内に監視ラインがあればアラート判定となります。
アラートは現価格(Bid)に対して判定するのが一般的かと思いますが、新方式では基本的にBidは使用しません。
一長一短ありますが、利用者の増加も伴って、新方式の方が解り易く、使いやすいと判断しました。
新旧比較表
旧方式(4.0~) | 旧方式(4.1~) | 新方式(Ver4.2~) | |
判定方法 | 基準値・判定値を用い、基準値・判定値の間に監視ラインがある時にアラート | 同左 | 足単位で判定。足内に監視ラインがある時にアラート |
判定の軸となる値 | Bid | 同左 | 終値 |
判定に利用できる値 | Bid・終値・始値 | 同左 | 終値・高値・安値・始値 |
足を跨いだ判定 | 可能 | 可能 | 不可 |
基準値を設けない上下ブレイクだけの判定 | 不可 | 可能 | 可能 |
備考 | Bid値の変動により稀にアラートが不安定な場合がある | 同左 | ヒゲ判定がある為、Bidの変動に関わらずアラートの確実性が増す |
備考2 | MAやBBなどの遅行指標でとくに見た目に判定が解り辛いときがある | 同左 | 見た目に判定が解り易い |
新方式では足を跨いだ判定が行えませんが、Ver4.1から追加した「基準値-指定なし」方式は継承しているので、万が一のギャップ(窓)によるアラート漏れも今までどおり防ぐことが可能です
足の基準値を指定しない場合(ボディ判定ケース)
足の基準値を指定しない場合(ヒゲ判定ケース)
トレーダーや手法に合わせてヒゲ判定・ボディ判定を選択できます。
考えるな!見ろ!
新方式は、状況に応じて判定に用いる数値(Close,High,Low)が変化するし、陰線陽線でCloseの上下関係が逆転するので、しくみを説明すると複雑ですが、
今回これらをプラグラム側で自動可変するようにしたので、トレーダーは足の形を見て当たり判定を理解できると思います。(Don’t think! feel see! ドンシンクシー)
複雑な判定プログラムは機械にまかせて人間はトレードに集中しましょう。見た方が早いです。
プログラム側は四本値(Open-High-Low-Close)すべての値を状況に応じて適時選択しているのに対し、
トレーダーは2つの概念(ヒゲ-ボディ)で制御することができるのです。
追伸
理論的には旧方式の方がプログラミングでは扱いやすいのですが、MAなどの動く指標を対象にしたとき、理論値による厳密な判定と視覚的イメージに対する判定に差が生じ、タッチしているのにアラートしなかった様に見える事があります。稀なケースではありますが、判定は正しくとも、しくみを理解していないと見た目に解り辛く感じる事は否めませんでした。
新方式は履歴の残らないBidでなく、チャートに残っている形(四本値)を判定基準にしたことでこれらの問題の解消に取り組んでいます。
今回の改良は見た目には些細な違いですが内部的な変更はものごっつ大変でした。。パラメーターをシンプルに保つほど内部は複雑になっていくので。
とはいえ以前より使いにくいという声が多ければ元に戻しても良いと考えています。そもそも私自身は、無料版のシンプルな判定基準で十分なので、正直どちらでも良いのです。。
最近、やりたいことじゃないことやってる時間が増えてきたな~(ボソっ)。と思う日が増えてきました。人の役に立つことは良いことだと思いますが、自分を犠牲にして雑務を優先すると会社員と同じ状態になっちゃうので気をつけたいものですね。
(やりはじめると止められない;;そしていつの間にかハマってしまう)
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