実録FXトレード解説は今回で最後です。
内容的に回を分けずに説明した方が良いと思いましたので、
少し長くなりましたが、ここまで読んだついでですから、どうぞ最後までご覧下さい。
前回まので流れ。
1.環境認識
2.1H足でチャンス待ち
3.寝坊(チャンス逃し)
4.エントリータイミング(エントリーした場合)
5.ポジションコントロール
6.エグジット
今回、明らかな人為ミスとして③があります。
トレーダーで生計を立てようと考える者のとしてあるまじき失態ですが、
現状、トレード以外に優先しなければならない事も多く、兼業のさだめとも言えます。
片手間で勝てる程甘くはありません。
むしろ、これほど疲れている時にトレードなどしてはいけません。
当然、相場はそんな私の都合など関係なしに動いています。
お仕置きだべの時間
その他、テクニカル判断以外で注意すべき点を挙げておきます。
これは私個人に対するものなので、テクニカルのように万人にとって同じ判断になるものではありません。
バッティングフォームを治す為に、フォームの間違いを探し、その間違いの原因を追及するようなものです。
一人一人違う修正箇所になる事に留意下さい。
この対個人にカスタマイズされたトレード矯正術こそ、FXで勝つ為に不可欠な行為です。
誰も教えてくれませんよね?
だから大事なのです。
1、エントリー出来なかった時、悔しさが強く出た。
2、イメトレ終了後も、悔しさ、勿体なさ、が抜けなかった。
これらは次回のトレードに悪影響を及ぼす可能性があります。
次はチャンスを逃すまいと無理なトレードをするかもしれないからです。
3、外出する用事がある時はポジションを持たないという基本原則を無視している。
本来、私はポジションを監視できない時はポジションを持ちません。
(長期ポジションのトレールを除く)
しかし今回は、大相場という事でエントリーまでは行うが、その後はポジションが、安全圏に入らない限り外出前にポジションを閉じる(損益は考慮しない)
外出まえに大きく抜けて充分な含益が出て、例の横綱トレールが出来るならほったらかしで良いが、それ以外は決済。
これが正しい行動でした。
しかし、今回ポジションを持っていたら、あの大相場を前にして「取りたい!」という感情からこのルールを破っていた可能性があります。
イメトレ後の私の感情がそれを物語っています。
勿体なさ、悔しさを感じるのは欲です。
元々自分のモノでもない利益を、損したような気になって悔しがっています。
また、寝坊とういう想定外の出来事によって、焦りが感じられます。
想定外があっても冷静に対処しなければなりません。
今回のケースであれば、起きてチャートを見た時点で「アウチ!」と英語が出てしまいましたが、
理想は、
「縁がなかったか」とか「もう少し規則正しいトレード時間を持たないといけないかな」
とか考えるべきです。
今回はノーエントリーで済みましたが、もし大口のポジション保有中にこのような予想外が来たとき、慌てずにいられたでしょうか。
渦中に入れば自分自身を保つのは容易でありません。
今回の総評としては、
・半分ルールを破っていた可能性がある
・欲が深い
・トレードで感情的になっている
この辺りを注意して次回のトレードに気を付けたいと思います。
勝ち+負け=トレード
ちなみにその後のGBP/USDを見て見ましょう
「数日は売りだ」という私の予想に反して3日後から急上昇です(w
これは5年に一度のイギリス選挙によるもので想定内でしたが、チャート分析からの予測とは異なります。
ファンダ相場といのはテクニカルが通用しない場面ですが、見事に私のテクニカル予想は外れている訳です。
この辺りも既にお伝えしている通りです。
自慢がしたいなら、上手くいった後にだけ公開すれば良いですし、もっと言えば『失敗しました』なんて言わなければ良いだけです。
今回は良い機会でしたので、雄姿を見せたかった(w)のもありますが、こうした失敗・見逃しトレードもトレードの内です。
全てが上手くいく訳ではありません。
エントリーしても負けていた可能性もあります。
こういった事全てをひっくるめてトレードです。
勝ちトレードだけを見せてロジックを解説するのがいかにナンセンスな行為かお解りになるでしょうか。
トレードノート
そしてこれらの振り返りや改善を一度に行えるのがトレードノートです。
何度もお伝えしていますが、負けているなら重要度はMAXです。
最後に私が使っているトレードノートを紹介しておきます。
もう今年も5カ月過ぎてしまいましたが、ノートを付けるのが苦手な人が形から入るのは良い選択肢です。
安くはありませんが、今後の見返りを考えれば高いものでもありません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
勝っている方のこんなに緻密なリアルトレードはそうそうお目にかかれません。とても参考になりました。
ありがとうございました。