2015年イギリス総選挙 速報
日本時間午前中の速報で、ほぼ過半数に達しない事が判明し、連立政権樹立に向けた協議が行われるとありましたが、夕方(日本時間)になって一変。
予想外に保守党(キャメロン首相)が過半数をもぎとり続投を決めました。
今後の見通し
この事で、連立よりは安心したスタートが切れるのではないでしょうか。
EU離脱はひとまず横に置き、独立問題も当面は強く扱う必要がない。。。
保守党が力強く引っ張っていく構図ができたと言えまます。
速報というが
前回お伝えしたとおり、いくら速報といっても本場のスピードには敵いません。
更に、簡潔な情報のみが入ってくる為、選挙情勢だの国民感情だのは伝わってきません。
我々がのんびり構えている間、イギリス中のテレビ番組が選挙を放送し熱い答弁と予想を中継していたでしょう。
今回も、どれほどの信憑性で「連立協議にむけて・・・」と報道されたのでしょうか?
為替
途中で予想外の過半数超過になりましたが、更に大きく為替が動くこ言う事はありませんでした。
「予想外」とくれば為替変動にも影響するのが普通です。
が、その変動がない事がこれまた予想外です。
「予想外」(過半数割れ)の「予想外」(過半数)は「予想内」と言う事で、安心感があったのでしょうか。
この辺りの価格の動きは考えても仕方ないので考えないようにしましょう。
全て後講釈で何とでも言えます。
とは言ってもそれまでに280pips位動いていますから、充分過ぎる変動です。
まさかこんな日に「船」を出していないと思いますが、いくら「ビッグウェーブ」好きでもサーフボード片手に海岸に出て大怪我で済めば良い方です。
結果的に生還できたとしても、次はないですから、お気を付け下さい。
注意点(FX)
過去チャートを見た時、ノートなどにその変動の外的要因(ファンダメンタルズ)を書きとめていれば良いですが、
過去チャートを見ても、今日の選挙の動きの理由は解りません。
もちろん現在でも解りません。
そうなると、バックテストの際、テクニカル理論が当てはまらない事に気付くと思います。
5年に一度のイレギュラーに近い動きですが、当てはまらなくて当然です。
こういった事も考慮して過去検証するようにしましょう。
イギリス選挙については関連記事もご参考下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。