なぜこんな確率で連敗するのか?
私は、「買いか売りか」で言えば二択と言えるFXで、余裕で18連敗した事があります。
連敗でなくても20戦中17~9敗とかもあります。
まさか俺、・・・神?
断っておきますが過度な損小利大を狙って勝率が下がっている訳でなく、損益比率も1.2とか1.5程度です。
そして、敗戦で終わった殆どが、目標利益の半分のレベルにさえ到達する事なく終わっているのです。
善戦する事なく一方的に。
いいえ、適当にエントリーしているつもりはありません。
自分なりのエントリーポイントまで待ってマニュアルを確認し「ここや!」のタイミングで満を持して参入し「また来るわ!」と即効で退散しているのです。
いや・・・、負けすぎだろう・・・
自分には何か特別な能力があるのか?・・・テレビとかも出れるんじゃ・・・?
と思いつつも、気力そのものが奪われ、 結果、行動力が低下し、気を紛らわせる為に酒を浴び、二日酔いで時間を無駄にし…
と連敗のみならず悪循環のフルコンボを食らう事になるのです。
と、私の連敗談はさておき、
一般的な負けの要因として、損切設定の根拠(ロジック)、勝率と損益比率のバランス、資金管理・ポジションサイズなど様々で、更にそれらの総合的な相性も重要です。
単に勝率が良ければ勝てるわけではないですし、スタイルによっては30%程度で十分であり、それ以上は不可能に近いトレード手法さえあります。
今回は、ペイオフレシオとの関係性を含めて考えても、あり得ない連敗、という意味でテーマを扱っています。
すごい連敗の原因
ものすごい連敗をする場合、最もありがちな原因は「マルチロジック運用」です。
勝率の低いロジックを複数同時に運用していれば、必然的に連敗の確率が上がります。
この様な場合、ロジック毎に勝率や連勝敗数を把握しなければなりません。
但し、同じロジックを使っているつもりでも、実は全然違うロジックになっている事があるので注意が必要です。
本当は全く違うロジックなのに連敗を累計してしまっていると言う事です。
ちなみに、
そもそもロジックも持たず思いつきで売買しているなら、勝敗を数える事さえ無意味ですが、
売買手法を細分化し、その中でも勝率の悪いものを取り除けば普通に勝率は上がります。
次に考えられる連敗の原因は、相場環境認識です。
私の場合はこれが原因でした。
環境認識が行えていなければどのような手法も無意味です。
売買タイミングだけ合わせても、環境を無視していれば何の意味もありません。
当然そのような事は知っていましたので、環境認識はいつも行っていました。
しかし、ある時、ある事に気づきました。
気付いてしまいました。
同じチャートを見直した時、同じ判断が出来ていない事に。
私は愕然としました、いつも注意深く相場を観察していた環境も、
次の日に見直すと、別の判断をしているのです。
これでは一貫したトレードが行える筈がありませんし、
前述のマルチロジックに自分に気づいていないようなものです。
そして逆説的ですが、
相場環境認識を改善する上で重要なのが「自分自身の状態の認識」です。
同じチャートを見ているのに、昨日と今日で判断が違っているのです。
チャートは同じですから、自分の状態が変化しているのです。
では、自分の状態の変化にどうやって気付けば良いのか?
そして、自分の状態を変化させている原因が解れば改善する事ができます。
その原因とは
誰もが知っていて、誰もが実行可能な事なのに、誰もが実行できない理由があるからです。
なんだか人民の人民による…見たいな感じで言葉で書くと良く解りませんね。
とにかく、相場を知る為にまず自分を知る必要がある事をまず認識して欲しいと思います。
あり得ないような連敗が続くなら、むしろ原因は派手で解りやすい筈です。
反って改善し易いですし、その結果一気に逆転する可能性さえあります。
負けがあると言う事は、
その分学べる、改善出来る、収支をプラスさせる猶予がある、
という事ですので、喜んで改善しましょう。
次回は、誰もが知っていて、誰もが出来る事なのに、誰もが実行できない理由がある
について解説しようと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
いわれてみれば確かに。思い当たることが(;^^)
はじめまして!
兵庫県在住の大和と申します。
2018年度より、なぜか勝てなくなり、いろいろと考えたり調べていたところ、このページに辿り着きました。
こちらのページで書かれている事は以前から感じていたのですが、改めて文章を読むに辺り、再確認できました。
なんと申し上げれば良いのかわかりませんが、「とにかく、ありがとうございます。」と言った感じです。
同時に連敗脱出=大連勝(または大勝ち)ができる予感がイメージできるようになりました。
以下の意見、凄くわかります。
多分、わからない人はわからないと思いますが…。
しかし、ある時、ある事に気づきました。気付いてしまいました。
同じチャートを見直した時、同じ判断が出来ていない事に。
同じチャートを見ているのに、昨日と今日で判断が違っているのです。
チャートは同じですから、自分の状態が変化しているのです。