【為替介入予測論③】「何か起きた検知器」作りました。

シリーズ最終回(為替介入予測論①為替介入予測論②)。

ここまでで、「介入タイミングは絞れる」、その「第一報は必ず価格」、だから「機械で価格を監視する」という話をしました。

価格による第一報とは?

では第一報と言える価格変動とは何か。それは「短時間でめっちゃ動いた時」です。

という訳で、試しに異常検知用「急にめちゃ動いたら通知ツール」を作ってみました。

そんな単純なルールで良いのか

良いです。発想はボリンジャーバンドと同じで、根拠は平常時の値動きとのギャップです。平時の動きを観測し、平時と逸脱した動きを捉えます。これにはヒストリカルデータによる為替介入実績データに基づく有効性の検証という非常にめんどくさい作業が必須なのですが、、良い時代になりました。いまはAIが一発で計算してくれます。

AIによる高度で高速な計算によって、ドル円の1分足の値幅は、普段は2〜6pips、ロンドンやNYの活発な時間帯でも10〜15pips程度という事が解りました。

30pipsというのはその5〜15倍。ノイズでは絶対に届かない水準。そこに届くのは、

  •  為替介入
  •  米CPI・雇用統計クラスの指標
  •  要人発言の特大ヘッドライン
  •  フラッシュクラッシュ

などです。

※この数値はドル円のみに有効です

何か起きた検知器

つまりこのアラートが鳴ったとき、答えは常に「何かが起きた」です。「何か起きた検知器」です。

大事なのは「見るべき瞬間に呼ばれること」。介入かCPIかは鳴った後に調べれば解ります。というか調べなければいけません。調べる為に、まず呼ばれる必要があるという事です。

招待状がなければ参加もできません。パーティー(パニック?)開始の招待状は自動配信生成画像1で受け取るが、招待状の中身は人が調べる必要がある。と言った方がわかりやすいでしょうか。

正式名は「プライスショックアラート」

と、名付けました。スパイクアラートと迷ったんですが、プライスショックの方が解り易いかなと。

このツールは、ドル円の瞬間的な急変動だけを検知します。
複数チャートを開いていても、どれかのひとつのチャート(ドル円でなくても良い)に一つ入れておくだけで、24時間ドル円を監視します。ドル円ストーカーみたいなもんです。ドル円のお守りみたいなもんです。

  1.  1分足の急変動を検知して通知(閾値は変更可能) 
  2. 検知方向は「上のみ/下のみ/両方」を選択可(円買い介入=急落だけ狙うなら「下のみ」)
  3.  通知はプッシュ・メール・Discord対応
  4.  寝ていてもスマホが教えてくれる

「鳴った後」を戦えるか、という問題

ここからが本題です。検知器は入口にすぎません。

アラートが鳴る。チャートを開く。介入らしき急落が走っている。——さて、そこで何を見ますか?

急変動の場面で問われるのは、即座に判断する力です。そのためには、普段からバンドと価格の関係を監視しておく「常設の観測所」が要ります。プライスショックが「非常ベル」なら、ProBB5は「常設レーダー」。介入級の相場で非常ベルだけの人は、鳴ってから地図を探すことになります。

まとめ:介入相場との付き合い方・3か条

  1. 介入は「価格水準」でなく「価格急変動」で来る。警戒日はカレンダーで絞れる(第1回)
  2. 第一報は常に価格の値動き。したがって捕捉するには機械監視が最速である(第2回)
  3. 変動捕捉後にチャート状況と要人発言などの両方を確認して即座に行動(※動かないも行動の内)

介入は期待であり、恐怖であり、準備した人には数年に一度のお祭り相場に成り得ても、準備のない者には地獄のような場面です。2026年7が控えています。

FOMC(連邦公開市場委員会):米国の金融政策を決定する最高意思決定機関(会合)であり、政策金利の調整、市場への影響、年8回の開催が主な特徴。日本でいう「日本銀行金融政策決定会合」にあたります。

日銀会合(日本銀行金融政策決定会合):日本銀行が日本の金融政策を話し合い、金利の上げ下げや金融市場の調節方針を決める最高意思決定機関の会議。年8回、毎回2日間にわたって開催されます。

財務省は為替介入を読まれてはいけません。これは鉄則です。

その「為替介入を予測して利用する」、、非常に難しい事ではありますが、どうせムリだと諦める前にチャレンジする価値は、あります。リスクリワードが良いです。

備えあれば憂い名無し。人知を尽くして天命を待つ。虎視眈々と迎え撃つ準備だけは、しておきましょう。

我々はトレーダーですから。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

追記:

じつは先日、「何か起きた検知器」が鳴りました。急変動の材料とみられたのは、日銀が利上げに柔軟姿勢との報道(ロイター通信)でした。

為替介入そのものではありませんでしたが、当たらずとも遠からず。午前中の口先介入も合わさって反応したものと思われます。しばらくはこんな調子で介入アラートを監視する日々が続きそうです。

あと、ProBB5解禁です。ご興味があれば初販キャンペーンはお見逃し無く。プライスショックアラートは近々にメルマガ読者向けに公開します。

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