勝つコツ
当り前の事を言いますが、
トレードで勝つコツは『損をしない事』です。
さぞかし「うん、確かに当り前だな」と思われた事でしょう。
ですが、
これは、簡単な事で無いにも関わらず、その重要度は割りと軽んじらているように思います。
「そんなことは知っている。当り前」で済ませている人の多くが、負けている人です。
いくら偉人たちが「大事だ」と言っても、素人はその重要性を軽く見てしまう傾向があります。
(私もそうでしたが。。)
「絶対に、損をしない事」と言えば、先程より重要性が伝わると思いますが、恐らくまだ伝え足りていません。
「絶対に、絶対に、絶対に、損をしない事!」と言えば、更に強度は増すでしょう。
意見が分れなかったコト
どんな名プレイヤーにも個性があり、性格も手法も違うのに、口を揃えて一致する不文律があります。
ソロスもバフェットもジェシーも、一様に安全性の大切さを述べています。
「まずは生き残れ、儲けるのはその後だ」
ジョージ・ソロス
「ルール1:絶対に損をしないこと。ルール2:絶対にルール1を忘れない事」
ウォーレン・バフェット
「現金は相場師の在庫であり、生命線であり、もっとも信頼できる友である。金を失ってはならない」
ジェシー・リバモア
ギャンも28ルールの中で何度も語っています。
ソロスの右腕と言われたビクター・ニーダーフォッファーの破産は、この不文律を守らなかった事が原因と言えます。
(ソロスはこうなる事を予言し、いつもビクターに忠告していたというのに!)
歴戦のマーケットウィザードさえ崇拝するレジェンドたちが、口をそろえて言っている助言を無視しない方が良いでしょう。
どんな事をしてでも、資金を守るべきで、
資金を守る為のあらゆる方法は検討すべきです。
また、その手段はシンプルな方が良く、かつ、多いに越した事はありません。
貧乏になるのに準備はいらない
私自身、膨大な含み益を一瞬で失った事は一度二度ではありません。
信じられないような一瞬の値動きで全て失う事もありました。
フェイバーを失うだけでなく、損失になってしまった事も多々あります。
それだけでも痛手ですが、そういう時は大体メンタルが乱れて次回以降のトレードに悪影響を及ぼします。
そして勝てていた型を崩して自滅し、自信をなくし、しばらくぼーっとして相場から離れるのがオチです。
これは、たった一度のミスから誘発されるんです。
「安全確保」は、その場の資金を守る狭義な効果だけでなく、トレーダー人生を決める「勝つトレーダー」の本質的行為の一つと言えます。
まずはどんな事をしても「守る」べきなのです。
「損しない為の施策」全てが戦略上正しい訳ですから、たとえその施策が損にみえても戦略勝ちしている限り、最終的に勝つ可能性は、断然高いのです。
だから、どんなに損してでも、損しない方法を考える事自体が大切ということです。
コラム
ソクラテスは「愛の探求」において、
「愛とは何なのか?」が大切なのでなく、「愛とは何か?を探求する事」こそが大切だと言っています。
これと似たようなモンです
(余計わからん)
安全確保はトレーダーの基本的精神で最重要課題のひとつなのです。
ちょっと難しく聞こえるでしょうか。
簡単に言うと、
負けるのに準備はいらないが、勝つ為には準備が必要
ということです。
もっと言うなら、
備えなければ、憂いばっか。
ということです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。