6・BBで見る相場環境

第五章・BB(ボリンジャーバンド)

 

次にBB(ボリンジャーバンド)を使った解説です。

現在私はBBに多くの判断を求めていませんが、常に表示させています。

BBは相場判断の決定打というより、アシストとして使います。

 

又、BBもMA同様に遅行指標である事に御留意下さい。

 

BBの見方

BBの活用法・組み合わせ方も多岐にわたりますが、BBを見る際は次の点に注意していれば大丈夫です。

 

1・角度

2・エキスパンションとスクイーズ

3・バンドウォーク

 

BBはボラティリティ(一定期間の値幅)の変動を把握する為に使いますが、

BBのミドルラインはMA(移動平均線)なので、そのままトレンドの把握にも用いる事が出来ます。

 

右肩上がりなら上昇、右肩下がりなら下降トレンドです。

どちらでもない場合はトレンドレスです。

 

トレンドと当時にボラが帯状に表示されるので、MAより視覚的にトレンドを判断し易いかと思います。

 

※ミドルと2σのみ表示しています。

※間違えて30分足で表示してしまいました。ご了承下さい。説明上大きな違いはありません。

BB11

 

値幅(ボラ)が同時に表示される為、そのトレンドの値動きが大きいのか小さいのかも解ります。

値幅の捉え方には注意して下さい。

 

BB12

 

視覚だけに頼ると値幅を錯覚しやすいので、必ずσラインを垂直に結ぶ高さでボラを捉えて下さい。

さまざまな値幅がある事が解ります。

 

BB13

 

相場は拡大と縮小を繰り返しており、どちらか一方が永久に続く事はありません。

BBはこの拡大と縮小を解り易く視覚化してくれます。

 

BB14

 

BBを使ったセオリー

最も良く説明に使われれるのは、レンジ中のσ(シグマ)タッチの逆張り手法です。

が、これだけで利益を上げるのは困難です。

 

上昇トレンドで-σ、下降トレンド+σタッチだけをチョイスすると精度がグンと上がります。

 

今回のエントリーポイントでは、セオリーに反して、下降トレンド中の-σでエントリーしています。

このチャートのBBだけで判断するなら、ここでのエントリーは好ましくありません。

 

ここで、ひとつ上の4時間足を見て見ます。

どうでしょうか?

 

BB15

 

一変してエントリーポイントに成り得ると思います。

上昇トレンドの後のレンジ状態での-σタッチ。

 

しかもこのラインは、そうあのラインです(第二章参照)

4時間足でみれば、-2σから+2σまでの上下幅を綺麗に取っている状態でした。

 

改めてお伝えしますが、BBもMA同様に遅行指標です。

解説はチャートを見て何とでも後付け講釈できます。

 

時間足やBB期間を変える事で、価格に合わせて最適化できますので、

ここでの説明も結果論の域を超えません。

 

過去の事象を見れば、誰でも後から説明できます。

いかに今後の状況を先回りしてシナリオに組み込めるか(想定する事ができているか)が重要になります。

 

次回はその他の並行ポジションを見て行きます。

複数通貨トレードのコツ

 

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