世の中には文字通り売るほど手法が存在します。
手法の数だけ理論があります。
初心者の段階では何を信じて良いか解らず、自分の理論にも自信が持てない事が多いと思います。
いえ、経験者でも同じでしょう。
しかしFXで確実を求めると失敗します。
そもそも確証のある理論などFX上では存在せず、故にどの手法、理論を使用しても負ける可能性は残ります。
むしろたぶん負けます。
トレードに必要なのは、手法や理論に対する確証でなく、自分に対する確証です。
例えばMA(移動平均線)を例にとって説明すると、
グランビルの法則やゴールデンクロス・デッドクロス・パーフェクトオーダー、乖離、エキスパンションなど、さまざまな使い方があります。
これらはMAの設定期間を変えるだけで、売買ポイントが変わります。
結局MAというのは、自分のトレードスタイルに合わせてカスタマイズしたカーブフィッティングを利用しているだけともいえます。
自分の使い方だけに特化しているんですね。
つまり、自分に合っているなら、どの期間のMAを使っても良く、○○期間のMAを使わなければいけないと言う事もありません。
使用するトレーダーは、自分だけの設定を信じてやるしかないんです。
他人がどんな設定で使っていようと関係ありません。
設定や手法を信じて使うのではなく、自分の信じる設定を使う事が大事です。
それでも、「何をどう信じて良いか解らない」という方は
自信でなく過信で良いので、もう勝手に何かを無条件で盲信して下さい。
例えば、○○通貨ペアで○時~○時の21MAのグランビルの法則は高確率で機能する!
とかですね。
次にその過信(盲信)が本当かどうか立証するように、裏付け作業を徹底して検証して下さい。
自信が無い人は過信から始めて下さい。
「勘違い」も「気づき」の一種だと言えます。
いきなりベストな手法を発見する事はまずありません。
このような勘違いや盲信を一つずつ信じて検証して、確かめる事で本物の自信が身についてきます。
FXの世界に確証なんてありませんが、少なくとも自分が試してきた事に対して自信を持てなければ、何を指針にトレード出来るでしょうか。
理論に確証が持てずとも、自分の努力に確証が持てるまで努力しましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。