大衆心理を感じ取るコツ

相場と接客業

飲食店など接客業で働かれた事のある人は解るかもしれませんが、店が繁盛して多くのお客さんを待たせてしまっているとします。
すると「そろそろクレームを言ってくるお客さんが出るな」「待つのが嫌で帰る人もいるだろうな」と想像できます。

怒り

この想像こそが、「環境を認識する事で、大衆が取る行動を先取りする」、つまり「市場参加者の状態を知る事」の基本に似ています。
相場においてこの環境は、プレイヤーのあなたが作る事も変更する事も出来ません。

まだ上がりそう・そろそろ反転するかも、などと言ったあなたの理想は相場に何も影響しません。
それはただの先入観でしかありません。「なぜここで下がるんだ」「○○はクロスしてるのに」「シグナルは出てるのに」も同じです。

エスパーのように予言しようとせず、参加者の現状を把握して、参加者が次に取る確率の高い行動を冷静に分析するのです。

忙しい時はお客全員がクレームを言う訳ではありませんが、いつもよりクレームが出やすい状況にあります。しかし全く出ない場合もあり ます。もっと忙しくなればその分出やすくなります。クレームが出るにしても何分後に出るかは解りません。お客のみぞ知る、です。その時になってみないと解りません。

相場も同じで「こうなりやすい環境」というのは存在しますが、「こうなる」とは言い切れません。解るのは今の環境までです。

その環境を見るためのものがチャートであり、環境を判断し易くする為に補足して使うのがインジケーターやラインです。

同じ環境(チャート)でも、状況をどう判断するかは人によって異なります。
教科書通りに従っているのに結果に繋がらないと思っているなら、自分がチャートから得ようとしているのものが大衆心理なのか、線の組み合わせなのか考え直してみてはどうでしょうか。

 

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