国民生活センターから、FX海外業者のトラブルが増えているとして注意を呼び掛けているようです。
国民生活センターとも消費者センターとも関係ありませんが、同じFXトレーダーとして注意の呼びかけをシェアしたいと思います。
何が一番問題かというと、悪質業者のほとんどは本来必要な日本での取引業者登録をしていない為、事業実態さえ把握できないので解決は困難を極めるようです。
一般の詐欺でも同じですが、実害にあったら被害額の回収はほぼ不可能です。
甘い話には乗らないようにしましょう。
投資に”必勝”ありません。
今回多く出ているトラブルのパターンは以下の通りです。
まず、国内の仲介業者の勧めでFX自動売買ソフトを購入
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購入後、仲介業者の勧める香港・キプロスなどのFX業者に入金
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自動売買取引開始
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利益発生
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出金依頼
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出金に応じない
この際、国内の仲介業者の出金を依頼しても「取引を全て終えないと出金は出来ない」「仲介しているだけ」などと言われて出金出来ないといわれます。
利用者はパソコンの画面で運用状況を確認する事しか出来ず、実際に運用されているかどうかも確かめようがありません。
更に、国内業者と海外業者の関係も不明で追及のしようがないとの事です。
消費者センターに寄せられる海外FX取引に簡素売る相談は、FXトレーダーの増加に伴って年々増加傾向にあります。
過去最高となった2013年度の相談件数は132件。
人口比率からすれば少ないと思うかもしれませんが被害者の平均支払額は約500万円で、中には6千万円を支払った人もいるそうです。
1000万円預けて取引終了時には数10万円になっていた事例もあるとか。
詐欺にあってしまってからはもう遅いですから、安易な儲け話にいきなり大金を入れないようにしましょう。
投資は余剰資金か、失っても取り返せると思う額で行うのが鉄則です。
資産が100億あれば、100万つぎ込んでも0.01%の損失で、毎年1億稼いでいるなら何とでもなるでしょう。
給料20万で、毎月FXに2万円投資するのもありでしょう。毎月給料の1割の金額を投資している事になりますが、”2万円”はいざとなればアルバイトすればすぐに取り戻せる訳です。
額と資産との割合、両面を考える必要があります。
聞いた事のない業者には十分な注意とリサーチが必要です。
未然に全ての安全を確認するのは難しいですし、そもそも投資自体にリスクがありますので慎重に成りすぎてもチャンスを逃してしまいます。
ですので、既に実績のある業者を選ぶのが最善策だと思います。
投資は一般に安全であればあるほどリターンは低くなりますが、無名の業者やソフトに自己資金を委ねる事はリスクにリスクを重ねるようなもので、決してリターンが増えている訳ではありませんので良く考えて下さい。
勝利80%!と言われても、商品の性質上そのロジックは明かされてない訳ですよね!?
根拠も不明、業者も無名、そこにお金を預けますか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
1 thought on “海外口座のトラブル注意”