前回紹介したブレイクアウト手法の解説で
その鉄板ぶりを惜しみなく見せつけた下記のチャートですが、
これらの全てが揃って鉄板ですから、気を付けて下さいね。
中でも④の「戻りを待つ」ですが、
これが待てない人が多い。
こういう場面です↓
確かにブレイクアウトで即エントリーする手法もあります。
単に好みの問題とも言えますし、
ABどちらで入っても同じ価格帯ですので、損益に差がでないように思います。
(※同じ価格(縦)でエントリーしても時間(横)がずれれば勝敗も変わります)
(※こう言うのは売買履歴の数字だけでは解りません!図に投錨する売買履歴で補います。)
しかし前回お伝えしたように、SLの問題と、
ラインの効きを確かめる行為が勝率を高めます。
こういうパターンもあります↓
いわゆるダマシですね。
Bの状態まで待つ事で、このパターンを回避する事ができます。
これはまだ待てる人が多い筈です。
しかし次のパターン↓
待っていたBが来ず、一気に下げる場合です。
まあ、これが本当のブレイクアウトなんですが。
この場合はAで買っていた方が良かったと言う事になります。
そしてこの経験を何度かしてしまうと、
そして飛び乗って勝って成功体験を得たりすると、
今後のトレードでBまで待つ事が、更に難しくなります。
結果的に、
AでもBでも入れず、
Cの様な何もない地点で衝動的にエントリーさせられたりします。
ではこのような時はどうすれば良いのか?
何もしない事です。
今回のこのレンジは、1時間足で5日間続いていました。
待ち続けたブレイクアウトを逃したくないばかりに
AやCでエントリーしてしまうのは本末転倒です。
待ち続けていたのはBです。
5日待った、待った挙句ブレイクした、
が、戻らなかった。
それだけです。
エントリーしなければ待ってた時間が無駄になる
という考え方は間違っています。
エントリーする方が無駄打ちです。
鉄板パターンであるほど、自分のなかの期待度が高まり、
どうしても取っておきたい!という衝動にかられるものです。
残念ながら
あなたの「取っておきたい!」という気持ちは
相場に何の影響も与えません。
願っても祈っても、
無慈悲な一撃を喰らわされる事は覚えておきましょう。
せっかくの局面を無駄にしない為にも。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
記述誤りのご指摘ありがとうございまいた。
一部修正いたしました。