第三章・ダウ理論
次に、ダウ理論の説明です。
もういちど、素チャートをご覧ください。
非常に綺麗なダウ理論を形成していますが、
私のエントリーした地点は当然右側が見えていないので「このまま下がるのか?」と思った人もいるかもしれません。
高値・安値を視覚化するとこうなります。
高値・安値ともに切り上げているので、ダウ理論上の上昇トレンド中だと定義づけ出来ます。
明確な転換シグナルが現れるまでトレンドは継続すると考えるので、
最後に付けた安値①を下回らずに上昇トレンドが続くという予測が成り立ちます。
明確な転換シグナルとは即ちダウ理論崩しの事を言います。
ダウ理論が崩されない限りトレンドは継続すると考えます。
ちなみに、その後の高値も「前回の高値を上回る」と想定する事ができます。
これだけでも、私のエントリー・エグジットのポイントに納得して頂けるかと思います。
高・安値を目安にしただけでも勝てている状況ですが、本番では更に精度を高める為、メルマガで解説している反転判別方法を用います。
また、高値は、僅かに前回の高値を超えている状況ですが、「僅か」な差であってもダウ理論はダウ理論です。
逆に僅かに超えなかった場合、相場は別の展開を予測する準備に入ります。
ダウ理論
ダウ理論とはチャールズ・ダウ(アメリカの証券アナリスト)が提唱した、相場の値動きを評価する為の理論です。
以下の6原則から成ります。
1・平均はすべての事象を織り込む
2・トレンドには3種類ある
3・主要トレンドは3段階からなる
4・平均は相互に確認されなければならない
5・トレンドは出来高でも確認されなければならない
6・トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
ダウ理論は株式相場を評価する為に提唱されたもので、為替相場にマッチしない事もあります。
特に5番目の出来高は為替相場ではトレーダーが把握できません。
私の方法では6・トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続するだけで充分です。
参考:wiki
・ダウ理論
次回は、チャートパターンを解説します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。