有利でないなら、勝ちにくい
FXが他の投資に比べ抜きん出て有利な点に「レバレッジ運用」が挙げられます。
しかし、使い方を間違えるとエラい目に遭います。
故に一般人の間では「ハイレバレッジ=危険」説がまことしやかに伝言されます。が、、洗剤でも、包丁でも、車でも、AIでも、なんならオーガニック食材も、嫁も、旦那も、扱い方を間違えれば、どエライ目に遭います。いや遭ってます。
ですから、いくら危険がないと言っても、それは、利用者のモラル、知識、基礎学力などに呼応して効果はマチマチです。
そこで今回は初心者向けにハイレバレッジ運用のコツ(≒ハイロット・ハイショット)をザックリ述べておきたいと思います。
為替変動リスク×通貨単位計算×レバ計算が合わさると難問臭プンプンで拒絶反応するかもしれませんが、単純に考えればノープロブレムです。
余談:先日、TV(スッキリ!)で紹介されていた「妻のトリセツ」を読んだのですが、女性の思考の難しさに頭から煙がでました 😳 私は一生 女ごころを理解できないかもしれません;(内容はとても面白かったです)異星人レベルの女性の扱いに比べたらハイレバの扱いは屁みたいなモンです。もう、プ~です。プぅ~。難しい計算式は不要なので、肩の力を抜いていきましょう。
小学生向けクイズ
まず基礎知識レベルの共有がてら、次の愚問をあえて再掲します。
問1)レバ1倍で10万円損失 と レバ800倍で10万円損失 どちらの損失被害が大きいか?
問2)鳥の羽100トン と 鋼鉄100トン どちらの方が重いか?
※答え合わせはしません
レバレッジが何倍であろうと損失額は自分の支配下にある
裁量も采配もあなたに有ります。
レバによって倍率(比率)が変動すると、FX初心者には「ひょっとして負けがエライ数字になってしまうんじゃないか」症候群がありますが、自分が決めた額以上に負けることはありません(国内業者運用除く)。100トンと言ったら100トンであり、10万といったら10万です。絶対値をコントロールしているのは自分です。
予想外でも予定内
「相場では何事も起こりうる」
とは、オリバー・ヘレス、マーク・ダグラス他、多くの著名トレーダーが共有する危機意識ですが、
「大負けが起こりうる」のは、自分の問題です。
相場は予想外の動きをしますが、損失は想定どおりの結果になります(てか、するんです)。この事は先述の例題からも解ると思います。
この事を合わせて意訳すると「相場では何事も起こりうるが、FXで大負けは起こりえない」(国内業者運用除く)
「起こりえない」というより、起こしてはいけない/起こしているのは自分、といった方が解りやすいでしょうか。
ここまでの説明で、初心者の無知からくるレバレッジヘイトは払拭されたと思います。
リスクの手綱を自分が握る環境がある限り法外な損失は発生し得ないという事です。とは言ってもそもそも利点がなければハイロットする必要自体がありません。ここからは、これらを踏まえた上で、ハイロットの利点を享受するコツ・要点を述べます。
ハイロットの必要性とコツ
レバを使わない/使えないと、FXの旨味の多くが失われるのでそもそもトレードに不利です。(少資金の”ほとんどの一般人にとっては”です。富裕層ほどレバの必要性は下がります。)私など、もしレバがなかったら、あのときトレードに参戦さえできてませんし、今もびんぼっちゃまのままでしょう。
注文したレバニラ炒め(ニラレバ?)にニラが入ってなかったらニラレバとは呼ばせません。FXからレバ取ってもFXですが、凡人がレバ使わないなら、FXの利点は低下します。
投資にFXを選んでいるなら、レバを有効に使うべきだと思いませんか。
運用のコツ
初心者は次のことに気をつけておけば概ね、正しいレバレッジの取扱い(≒ハイロット)ができると思います。
初級編
-
許容リスクはpipsでなく金額で決める
採用手法の理論上の問題で、獲得・損失pipsをボラなどを対象に相対的に決定するのは問題ありませんが、許容損失は金額(絶対値)で決定します。絶対値そのものを変動させる事は可能です。
-
前回の利益を利用する
利益の再投資を、勿体ない/怖いと思わないこと。利益分をハイロットに利用する事で不必要な冒険(無謀な勇気)を抑えながらセーフティーに利益最大化を期待できます。
-
短期戦を前提にする
ハイロットは必然的に短期戦向きです。長期間で大きなpipsを狙う場合は大きなSL(pips)を想定する必要があり、予定損失内に収めるにはハイロットは不向きだからです。ハイロットは万能ではありません。しかしハイロットは、短期間で大きな利益を得る可能性がある一方で、損失額は一定に保たれたままである事を、再認識しておきましょう。また、大切な資金をリスクに晒す時間は短い方が安全です。
-
腹5~8分目で喜ぶ
ハイロットで得る利益は、請け負う許容リスクに比べて膨大です。味をしめると間違いを犯しやすくなります。ほどほどで納得するのが長期的にみて得なのです。
-
引き分けで喜ぶ
引き分けは負けより良い状態です。それどころかむしろ勝ちより引き分けを目指した方が最終的に多くの金が手元に残ります。資金が減らない限り次の投資機会も保証されます。あなたのチャンス権利は維持されます。Continueか1upを得たくらいに思って次のトレードに活かしましょう。これを繰り返す事で、資金はプラマイゼロでもスキルは累積されるでしょう。(XMのボーナスも増えます)
-
毎回やらなくて良い
一度覚えたらそればかりやってしまうケースがありますが節操は必要です。初心者が毎回振り回しても良い結果になりません。”ハイロット(や複ショット)を使う場面”のルールを決めておくとよいでしょう。
中級編
・損益比を段階的に進化する
損益比(リスクリワードレシオ)は良いに越した事はありません。しかしハイロットの場合ストップ・ロスにかかりやすくなる点も否めません。初めの(損失額が小さい)内はレシオを下げて手堅く利益をとる上がりグセを身につけ、経験とともに安全を確保しながら大きく狙うと良いでしょう。4回戦ボクサーに自信を付けさせるには、多少遠回りでも、被弾せず勝ち易い相手で勝利実績を作る事といいます。そうする事でより早く強くなれます。
わがままローリスク・ハイリターンを現実化するステップ
- 安全を確保する
SLを建値にできれば安全確保完了です。 - 二段階で勝負する
SLを建値に移動するのが第一勝利、そこから先は負けが無いので残党狩りです(例えが悪くてすみません)。ただし相手(相場)を舐めない事。 - べらぼうに伸ばす(利益に蓋をしない)
永遠にジャブ オンリーでは、勝ててもしんどいですよね。薄利で納得する一方で隙きあらば大きく狙う姿勢も必要です。実は一度安全圏(ブレイクイーブン)を確保すれば理論上負けはないので、利益はいくらでも伸ばせます。一度の利益が一年を優位に進める事さえあります。慣れて来たら、狙って打ちましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
※全てのケースにハイロットを推奨するものではありません
※ハイレバ以前にFXはリスクを伴う投資です。基礎学習・投資は自己責任でお願いします。