薄利と爆利を利用する
あなたの手法は、低勝率で高利益、高勝率で低利益、どちら派ですか?
この2つは併用できます。今回は利益の重ね方について簡単な方法をシェアしておきます。
考え方はシンプル。
- 薄利を重ねて爆利に備える
- 爆利を得ても得られなくても1に戻る
- そもそも薄利が得られない場合も1を続ける
この方法で
リスクは通常と同じでありながら利益は数倍を狙う状況を作り出します。
当たり前に思うかもしれませんが、なにかの手法を手にしたとき(どっかで買ったとか知ったとか)、その資金管理まで語られることは意外に少ないです。
同じ手法を使ってもトレーダーの熟練・投資可能時間・相場・売買環境などの影響で成果が変わります。そして影響を与える可能性が大きいのが資金管理です。
薄利と爆利の性質
メリット | デメリット | |
薄利 | 高勝率 | 損益比率 |
爆利 | 損益比率 | 低勝率 |
2つの手法例
- A 勝率90%、損益比率1:9
- B 勝率10%、損益比率9:1
があるとき、それぞれの期待値は同じです。
手法別の薄利爆利の性質は表のとおりですが、この記事で強調したいのは資金管理による薄利爆利の扱いです。
ABどちらであっても、冒頭の1~3を実施可能です。これはロット調整によるものです。
ロジック
リスクは通常と同じでありながら利益は数倍を狙う状況を作り出します。
薄利を数回続けられたその資金を利用して爆利を狙う。平たくいえば、それまでの利益を泡銭として考えるといってもいいです。気をつけてほしいのは爆利を狙うからと言って、決して爆損リスクを差し出してはいけないという事。
例えば、資金100で、一回のリスクリワードが+10:-10、勝率50%のとき、+10が3回続き(あるいはプラスマイナスのトータルで)資金が130になったとき、次のトレードで+30:-30のトレードを仕掛けます。このとき、勝てば資金は160になりますが、負けても資金は100に戻るだけです。つまり自己資金損失ゼロでありながら、+30対-30の大勝負の土俵に立てていた事になります。
このようの事を繰り返せば、結局プラマイゼロに落ち着くんじゃないかと思うと思いますが、肝は冒頭の2~3の部分。つまりここで爆利を得ても深追いせずまた+10の薄利を狙います。そうする事で損失額を守りつつ大勝ちも狙います。ベースの投資リスク(10)を上げるのは、少なくとも資金が3倍以上になってからがおススメです(300以上)。こうして後顧の憂いを絶ちながら地道に雪だるまを作っていきます。さらにロットと同時にSLpipsも調整するなら、-10:+30を仕掛ける方法もあります。(この場合は勝率を犠牲にします)。
30でなく50や90で行う事でも可能ですがその数値はじめから決めて置く事をお勧めします。
いずれにしても、常日頃、このように損失を上げずに爆利チャンスを得るタイミングを狙っているのといないのでは、差が出ます。
ご自身の手法の参考にしてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。