考え方で言えば極小利幅で極短ポジション保有期間で大量注文を高頻度で行い高回転・高収益を狙う戦略です。
現実には機械を用いて下記定義の方法で実行されます。
定義
- ハイフリークエンシー・トレード(HFT)は、最適化された通信システムを用いて取引執行にかかるレイテンシ(遅延時間)を小さくし、高い演算能力を持つコンピューター上でアルゴリズムを実行することで、市況を自動的に判断しながらミリ秒単位で自己のポジションを変更する取引戦略を指します。(ミリ秒:1000分の1秒)
- コンピューターによる自動売買でも秒単位で動く物はHFTには含めません。
特徴
- HFTは、わずかな値幅など細かいサヤを抜いて利益を積み上げることを目指す取引手法です。
- 例えば、シカゴ・マーカンタイル取引所の株式先物とニューヨーク証券取引所やNASDAQの現物株式との価格差を素早く見つけて裁定取引を行ったりします。
と、ChatGPTが言っております。
裁量トレーダーのスキャルに似ていますが、その精度とスピードは千桁違いで、控えめに言って千倍のスピード差があり、完全な別モノです。
私のツールをHFTに例えた方もいらっしゃいますが、当然全く別物です。そもそも一般環境でHFT売買は不可能です。HFTは、膨大な投資金、最新のコンピューター、高速通信環境、優秀なアルゴリズム、それらを構築、維持できるだけの財力と環境がマストです。
そんなSFなみのマシンに人が勝てるのか?
だからといって一般人が勝てないかといえばそうではありません。厳密に言えば機械的・物理的に勝つのは不可能ですが、利益を上げることは可能です。そしてトレーダーの目的は利益です。HFTに勝とうとか、HFTがいるから一般人は勝てないとか考える必要はなく、ただ自分が淡々とトレードして利益を得るだけです。一般人には一般人ができることがあります。その中でも道具を使っている人と使っていない人はいます。HTFには勝たせておけばいいんです。止める事なんてできません。そもそもヤツが勝ってるかどうかもわかりません。HFTが勝っているとしても、私たちも勝てばいいことです。
ゼロサムゲームといわれる為替取引の世界、広大な為替の海には取り合うパイはいくらでも残っています。HFTを逆手に取った手法も思いつくかもしれませんが、おそらく得策ではないでしょう。そういうことはHFT同士に任せ、凡人は巨大ヘッジファンドなどの強大プレイヤーとの相撲は避け、コツコツ続ける方が無難です。
私たちは基本に忠実に、出来る事を愚直にやりましょう。