年齢をトレードに活かす

年齢とトレードは関係するか

一般的な職業と投資家では、資質が逆だと言われます。

医者・弁護士・数学者などの権威と頭脳ある人でも投資の世界であっという間に財産を失う事があります。
また集団社会に上手く馴染めない人程、相場では群を抜いた実力を発揮する事も多いです。
もちろんこれに当てはまらないケースもたくさんあると思います。

一般的に、仕事(ワーク)はやればやるほど良いですが、トレードはその逆です。
待てば待つほど良いですね。

働いただけ報酬が貰える労働や時間給のような仕事の感覚をトレードに持ち込むとビックリするほど破産しますw

 散歩

 

若い内に投資の世界に入ればそれだけ習得に費やす時間が長くなりますし、固定概念がないので身に着くのも早いと思います。

逆に、年齢を重ねてから相場の世界に入ると、実社会で身につけた常識が自分のネックになります。
しかし、今回はこの社会経験をプラスに持っていく考え方を提案します。

これは年齢を重ねている程、有利な点です。

 

投資資金があるとか、自分の家族がいるといった環境的なものではありません。
ひとり身で資金に余裕のない中堅トレーダーも山ほどいるでしょう。
誰にでもある内面的な優位性です。

 

トレーダーには自己規律が必要です。
角度を変えて言いかえると、意志力、自己観察力、冷静な判断力、勇気ある決断力、感情のコントロール、計画性、実行力、etc…と言えると思います。

若い社員を見て

『自分にもあんな時期があったな~』『彼らもこれから学ぶんだろうな』

と自分の過去や彼らの未来を遠くにみる事はありませんか。

若い頃は女性の化粧にすっかり騙され(?)外見やスタイルだけに心を持っていかれがちですが、年齢を重ねるにつれて化粧の下の素顔がなんとなく解るようになります。
(いつまでも騙されますが;)
十代の頃よりも、見た目に惑わされず内面的なものを見抜く眼力に長けてきます。
女性が男性を見定める目も同じではないでしょうか?

 

文句を言う上司

 

また、物事の成り立ちや仕組みが解ってくるので、少々の事では怒らなくなります。
結果には原因がある事が解っているので、若い頃のように感情だけで意見を言う事が少なくなります。

感情に主導権を奪われる事が少なくなり、冷静に判断出来ると言う事です。
いわゆる「落ち着き」ですね。

若い社員を冷めた目(w)で 見るように、相場を見て下さい。
新入社員のトレードを後ろで観察しているような注意力で自分を監視して下さい。

 

「多くの新人がここで焦ってエントリーしてるんだろうなー」と想像しながら値動きを見て下さい。
チャートが形作るフェイクに騙されず、自分には本物の動きを見る目があると思ってチャート見て下さい。

 

最も注意しなければならないのはプライドでしょうか。
自分を信じるあまり損切りが出来ないようでは困ります。

トレード中の過ちに気付いたらすぐに方向を改める姿勢が必要です。
良い意味での朝令暮改です。
(決めた事をコロコロ変える事と混同しないで下さい。一貫性は何より大事です)

 

結局のところ、経験が武器にも弱点にもなりますが、トレーダーにとって非常~に重要な要素、

「感情のコントロールに長けている」

というのは最大の強みだと思います。

 

感情は無意識ですし、意識出来ても改善が難しいですからね。

年寄りの方が有利という訳ではありませんが、みなそれぞれに良い武器もってるんだからもっと自分に自信を持とうぜという話でした。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

(関連:これが無いとトレーダーになれない!

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