トレード中の迷い
何が悪くて負けなくちゃいけないんでしょか?
同じチャートを見ている訳だし、判断に大きな違いがあるとも思えない。
第一、売るか買うかの選択でここまで負けることがあるんだろうか。。
この差はなんだろう?ひょっとして業者が俺をハメてるんじゃ…?どうも怪しいと思っていた。
買えば下がるし、売れば上がる。安全策で撤退してみりゃグングン伸びるし、ロットを上げた時に限って大暴落。
さては、
監視されてるな…。
いつか赤いヘルメットのオッサンがプラカードに「どっきり!」と書いて出てきてくれる事を願った日々がありましたが、今では現実だと解っています。
「ピンポーン」(玄関チャイム)
ついにオッサン現るか!?
「NHKです」
帰れ!負けてるから払えねーよ!
「そういう訳にはいきません」
ですよね;
くだらない寸劇は置いといて、実際のところ負けてる理由は何でしょうか?
負けてる原因は何か?
トレンド認識?エントリータイミング?損益比率?SL?TP?DD?PF?
やっぱメンタル?資金さえあれば勝てるかも。
勝ってる奴らが超能力者じゃ無い以上、何か原因がある筈だ。と、このように考えるのは普通ですし、当然だと思います。
ただしこれらの悩みは解決するどころか、増えていく傾向にあります。
初心者より経験者の方が、悩みの数が増えていきます。逆じゃないかと思うかもしれませんが、間違いないです。
負け理由は個人ごとに違うので、他人から教えて貰うのが難しく、自分で解決するしかありません。原因が解っていれば対処可能ですが、それさえ解らないので治しようがありません。
闇の中、地図も持たずに考えてる状態なのでなかなか本質に辿りつけません。
迷うと、「迷い」が、新たな負けを産む
ひとつ覚えておいて欲しいのは『トレード中に絶対迷ってはいけない』と言う事。
あれやこれや悩むのは良いですが、トレード中はダメです。
迷ったり悩んだりするのは、トレードしていない例えば土曜とか日曜とかであって、
トレード中にする事は、状況を判断して実行するだけです。
迷いはトレード前に解決しておいて下さい。
ここで重要なのは、「迷い」を持ちこまないという事であって、問題(負け理由)の解決は二の次と言う事です。
負け理由が解らなくても良いから、トレード中は迷わない。
これが大切です。
もう一度言います。
問題解決は二の次で良いから、トレード中に迷わない事。
少し矛盾して聞こえるでしょうか。
例えば、実際にはない事ですが、車の運転中、信号機の赤と青が同時に点いていたら、迷いますよね。どうすれば良いか解らないですから。
もしも、信号機の色の意味を知らない人が運転してたら無視して突っ込んで事故するかもしれませんし、無視しなければ悩む事になります。
「赤の時と青の時があるけど、あれ何かな?」と。
標識や標示も同じです。安心して運転するには「予め」知っておく必要があります。運転しながら悩むのは危険な行為です。交通ルールでなく私生活のに悩み事でも、運転中がうわの空で危ないです。
もし、エントリーや、エントリー後に迷っている自分がいたら危険な証拠です。その状態で勝ちこす事はまずありません。
トレード中は決まりきった事をする。もちろん状況判断は必要で、相場状況に合わせて柔軟に対応する必要があるのですが、この柔軟な対応も「予め」決めておく必要があります。
「柔軟な対応」は「行き当りばったり」とは違います。
スポーツは試合中の判断や適応力が必要ですが、その行動は予め訓練され想定されていますよね。
全ての事象を予知する事は不可能ですが、想定して準備する事は可能です。つまり、あらゆるパターンを想定して計画通りに動く事が、基本的に優先されるという事です。
だから、トレードルールはシンプルな方が優れているんです。複雑過ぎるとトレード中に迷ってしまうからです。
ですが、値動きのパターンは無限にあり、全く同じ形は二度と出ません。
良いメソッドというのは、より多くのケースに対処できる、よりシンプルな方法という事になります。
最小限の判断で、最大数のパターンに対応すると言っても良いです。
試しに、トレードルールは何でも良いから「迷わない」ルールを作って実践して見て下さい(デモで)
○時に買って、○時に売るとかでも良いです。
「○時になったけどどうしかな~」と迷ったら意味がありませんから、決めた以上は守って下さい。
これを繰り返すだけでも、自然にルールが追加され、次第に精度が上がる筈です。
しくみから考えて、嫌だといってもトレードが改善されるのが解ると思います。
まとめ
負け原因は人によって様々ですが、多くの場合、
迷いは、共通の負け原因なのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。