勝つ為に『トレードしない』

相場の休憩時間

以前、私のかつてのポジポジ病の初期症状「チットリガー」を紹介しました。
トレード中の自分の状態を知るには

 

ポジポジ病は誠に恐ろしい病気ですが、治せない病気ではありません。

ポジポジ病でお悩みの方は今回の記事を最後まで読んで欲しいと思います。

 

私は自分のポジポジトリガーに気づいた後も、しばらくその対処法が解らずにいました。

風邪と同じで、初期症状は解ったものの、結局治せずどうして良いか解りませんでしたが、最終的な解決策は至って単純、

「ペナルティーボックス行き」です。

 

びっくり箱

 

「休むも相場」とはちょっと違いますが、「君子危うきに近寄らず」と言いますか、

風邪っぽい時は無理しないのが一番です。

 

これは初心者や、頑張る人ほど陥り易い罠ですが、

なんとか改善しようと、歯を食いしばって力むと相場ではどんどん負けていきます。

 

少しでもポジポジ病の兆候がでたら、大事を取ってパソコンから離れましょう。

ポジションを持っているなら、決済してしまうか、直近にOCO注文をだしてMT4を閉じましょう。

 

そして冷静になるまで何日でも相場を休みましょう。

 

ポジポジ病に掛らない予防策

最も効果的な方法は、ポジション保有中にチャートを出来るだけ見ない事です。

ポジションを持っている状態は、ほぼ冷静な状態から外れているので、病気に掛り易くなっています。

 

風呂上りにフリチンでうろついているようなモンです。

我が子だったら諌(いさ)めるでしょう?

 

ただし、ノーポジションの時は、エントリーするつもりがあっても無くても、チャートを見るようにします。

相場の動きと自分の感覚をシンクロさせる意味があります。

相場は生き物ですし、しばらくチャートを見ていないと相場観がズレますので、これを防ぐ為です。

 

それ以前に、相場はいつ動き出すか全く解りませんので、どんな時でも一応監視しておくべきです。

後になって悔しい思いをすると、また、ポジポジ病になりますからね。

 

一般に、初心者は進んでこの逆をしてしまいます。

 

つまり、

ポジションを持っていない時はチャートを見ず、

ポジションを持ったら、チャートに釘付けです。

 

そんなに見られたらパソコンだって恥ずかしいよって、くらいガン見しています(少しパソコンが赤くなっていませんか?w)

先ほども言いましたが、ポジション保有中は冷静な判断からかけ離れていますので、チャートを見ない方が良いです。

 

しかし、当然微調整は必要なので、どこかでチャートを確認する必要があります。

 

また、ポジションを持っていない時こそチャートを見るべきと言いましたが、

圧倒的にポジションを持っていない時間の方が長いですから、この理屈で言うと四六時中チャートを見ていないといけない事になります。

 

この二つの矛盾を同時に解決できるのが、言わずもがなインジを使ったロボット監視です。

以前にご紹介したインターバルタイマーも有効です。

 

勤勉な初心者はチャートに穴があくほど見つめて、勉強して負けますが、

一通り経験したトレーダーは、DVDを見ながらリラックスした方が、より精度の高いトレードができるという訳です。

 

この辺りは一見すると矛盾しているように思えますが、矛盾してません。

前にも言いましたが、あ・え・て・、リラックスしているのです。

 

ボクシングリング

 

余裕ぶっこいてナメている訳でも、楽勝だと軽視している訳でもありません。

底なし沼のような相場に足を取られないように、距離を置いていると言って良いです。

 

ボクシングで言うならヒットアンドアウェイ

のように舞い、のように刺すアレです。

風林火山す。

 

その代わりエントリーの瞬間は集中します。

1分がベラボウに長く感じるほどです。

ボクサーの例えじゃないですが「ゲッ!あとまだ30秒もあるのかよ!」て思う事もあります。

 

こんな緊張感で何時間も冷静さを保つのは素人には無理です。

インジを使ってDVDを観ながらチャートを監視した方が、精度が高くて安全で確実なトレードができるのが解ると思います。

 

人力で目視してたら、集中力の面からも、精神的・体力的な面からもこうはいかないですね。

単一の通貨ペアに絞ったとしても難しいでしょう。

 

「気を抜くほど勝てる」状態と言えます。

 

タイトルの「勝つ為にトレードしない」というのは、

まるで書道の余白のように、「黒」(墨)の部分「白」(半紙)の部分も等しく大切だと言う事です。
(書道家は、墨を使って「白を残す」という風に言うらしいです。)

 

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