ファンダ要素警戒態勢アラート
決まった状況下でアラートするシステムは多々あり、私が配布しているオリジナルインジもその一つです。
相関・スプレッド・ロット・他市場・オシレーター・トレンド・時間・価格・これらの組み合わせ etc…
あらゆる計算可能なアラートが有料・無料で存在します。
しかし、
イレギュラーなファンダメンタルズ要素(ニュース)を監視しアラートする
ツールはありません。
人の目が必要なので当然ですね。
あるとすれば、各種媒体のニュースがそれにあたります。
「重要なお知らせ」とは別に「非常に重要なお知らせ」をお知らせしてくるという、お知らせ
昨日今日と、海外FX業者のレバレッジに関する回答記事(多くの人が勘違いするレバレッジの誤解)を書いているところに、
丁度良いタイミングで海外業者からメールが来たので紹介しておきます。
下がそのメールです。
これは、7/5のギリシャの国民投票による相場の急激な動きを予測して本日(7/2)
事前に対策し、知らせたメールです。
皆さんはこのメールを見てどう感じるでしょうか。
皆さんがお使いの業者も
定期・不定期に関わらずなんらかのお知らせが届くと思います。
私も、空口座含めて10社以上開設しており、淡々とメールが届きます。
何せFX歴9年になりますので、本当に様々な業者に登録しています。
毎月の雇用統計やFOMCなど、
決まった周期で事前にポジション調整の注意喚起をする業者は何件かありますが、
この様にイレギュラーに対する注意喚起を行う業者は意外と少ないです。
お知らせが届く場合も、
「ポジションを減らして下さい」
「トレードする際は気を付けて下さい」
という、注意を促す程度です。
なにもそれが悪い訳でなく、むしろ親切な業者に分類されるのですが、
安全を強制される
上のメールで解るとおりこの業者は、
強制的にレバレッジを下げるという具体策も実施する場合があります。
(沢山ポジションを取れないようにする)
もちろんこれが嫌な人もいると思います。
「いつも通りハイレバでやらせてくれよ」って人もいるでしょうし、
既に大きなポジションを保有中で、計算が狂ってしまう人もいるでしょう。
(必要証拠金が上がるので、追加ポジションが持ち辛くなる)
しかし、レバを下げると言っても50倍あるので充分ですし、
私からすると、そんなギャンブル相場で大玉ポジションを持つ事自体が狂気です。
(ギャンブルしたい人は困ります)
いつも100倍でトレードしても問題ありませんが、
こういう時はトレードしないかポジション調整しますよね?
その状況に気づいてなければ問題です。
(助手席の教官にブレーキ踏まれるようなものです。チョット違うか;)
さらに、これは我々トレーダー(業者から見れば顧客)にとって安全なだけでなく、
当該ブローカーにとっても安全策になるので情報の信頼性が高いのです。
つまり業者と我々の利害が一致していると言う事です。
何も、我々から利益を没収しようという訳でなく、
リスクを排除しようとする行動です。
顧客が負ける程その差額で利益を得る業者はこういう事をしません。
業者と個人の情報差
また、スイスフランの件でたった一日にして大手ブローカーが破綻したのは記憶に新しいと思います。
そうなれば顧客である我々トレーダーにも甚大な影響が出ますが、そのような可能性を大きく下げる施策と言えます。
ブローカーがなくなればトレードどころではありません。
因みにスイスの時は、スイス当局の突然の上限撤廃宣言で暴騰した訳ですが、
その他にもイギリス(スコットランド)の国民投票や、
イレギュラーでないものの、米国で意識される祭日や先物の影響など、
日本人や個人投資家が見過ごしそうなものも
プロの情報網で淡々とメールしてきます。
中には、
「全然気にしてなかったけど、レバ制限するほどインパクトのある指標だったんだ」
なんて気づく事もあります(汗
情報に依存しきるのもいけませんし、
これがあるからガンガン勝てるとういうものでもありませんが、
ふと届いたメールで、忘れていたイベントを思い出す事もあるので私は重宝しています。
米国・欧州の注目されている祭日 なんて解らないですからね。
情報収集に時間を割けない兼業個人投機家にとってはありがたい事です。
彼らの情報網を持ってして、彼ら自身を守る事になる情報を、
事前に知らせてくれる事は、我々にとっても有益です。
これによる勝率への影響は計る術がありませんが、
危険を回避できる可能性が少し高まるのは事実です。
そして、それは重要です。
スイスフランの一例
FX業者選びの基準
今回のようなメールは、口座開設する上であまり重要視されませんし、
当該業者のHP(Trade Forex)でさえ前面に押し出して宣伝しないので
開設しないと解らないし、見過ごされ易いと思います。
普通は、レバとか日足が何本だとか、スプレッド、通貨ペア、約定率、スリッページ
なんかを調べるでしょうか。
自分のトレードスタイルに適した業者を選択します。
実は、これらももちろん見ますが
本当に重要なのは、その業者が信頼できるかどうか
だと思います。
スプレッドや、スリッページ、約定率なんか、
信用するしかありませんよね?
これらの数値の他社との比較も考慮はしますが、
これら以外で有益な差別化、企業努力がされているかは
ポイントです。
上に挙げた数値の、他者と比べた優位性といういのは、
商品に例えれば、商品の値段や内容量のようなものと言えます。
安かったり多かったりすればありがたいですが、
単なる値引き合戦だと、長期的にみて業者の体力を削るだけです。
価格を下げただけの安易な販売手法はどこかにしわ寄せが来ますし、
ユーザーにとって必ずしも良い面だけとは限りません。
上に挙げたような数値”だけ”で勝負している業者は正直ロクなもんじゃありません。
普段はあまり表面化されませんが、
業者選びはトレードの前段階の優位性を決定しています。
他にも良いサービスの業者は沢山あると思いますので、
日頃からアンテナ立てて情報は蓄積しておいて、
定期的に再考する程度で良いと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。