パーフェクトオーダー・アラート
ProMA4でパーフェクト・オーダーを監視するには
パラメーターのアラートタイプに「P.オーダー」を選択します。
パーフェクトオーダーとは
複数MAがMA期間順に整列した状態
(通常は3種以上の多重MAを使用した複合条件として扱う)
パーフェクト・オーダーの特徴
- 強いトレンドを示す:強固なトレンド状態を示すため環境判断の指針としてよく使われます
- 長く続く:パーフェクトオーダーを形成すると長く続く傾向にあります。この為トレンドフォロー戦略に適します
- 環境判断が容易:条件がシンプルで初心者でも見誤る事が少ない
- 信頼性が高い:MAの根拠を重ねた根拠のためシングルMAより信頼度が高い
- 手法に応用しやすい:比較的安定的な発生頻度が有りトレードルールに組み込みやすい
- 指標自体が扱いやすい:MA期間か時間軸の調整で発生頻度をトレーダースタイルに合わせられる
パーフェクト・オーダーの注意点
それだけでは使えない
パーフェクトオーダーは”状態”を示す名前です。
このため、ゴールデンクロスや価格タッチのようにタイミングを示すものではありません。
条件の瞬間でなく状態の継続中を示している為、売買に用いるにはプラスアルファの判断材料が必要な場合がほとんどです。
シグナルとして使うには初動が必要
パーフェクトオーダーは「継続中の状態」なのでシグナルではありませんが、初動だけはシグナルとしても有効です。
ただし前述のとおり発生後のトレンドは長く続く可能性が高いため、見逃すと次のチャンスまでが長い可能性があります。また初動の捕捉は通常、困難です。
完璧な指標はない
パーフェクトと名前がついていてスゴそうですがネプチューンマンも負けることがあります。勝利を補償するネーミングではありません。
仕様と注意点
・P.オーダーアラートは、パラメーターのMA~MA4の並び順で感知します
例えば、MA期間を上から順に20、40、60、80とした場合、パーフェクトオーダー状態でアラートします。
ただし、MA期間を上から順に40、80、20、90などとした場合、この順番でMAが並んだ状態でアラートします。オーダーアラートは、クロスアラートと違い、プログラムでMA期間をあえて自動判別させない事で、”パーフェクトじゃない”独自の並び(オーダー)でアラートさせることも可能にしています。この為トレーダー各自のパーフェクト・オーダーとは異なる場合がありますが、汎用性の高い利用が可能です。
・対象MAは3本~4本まで設定できます
・MAの傾斜・角度は考慮せず、判定タイミングは終値確定時のみです
・P.オーダーアラート使用時、パラメーターの「時間軸」以外(通常タッチアラート用の判定項目)は無視されます。自動で無効化されるため、複雑な設定を必要とせずに使えます。
アラートスイッチ
クロスアラート同様、メインMA以外のスイッチは自動的に非表示になります。これにより後述の自動売買適用時の誤操作によるミスも防ぎます。
活用例
パーフェクトオーダー(整列状態)は一度発生すれば長く続く傾向にありますが、どこでもエントリーするのはお勧めできません。このためパーフェクトオーダーの初動足を捕捉できるのは有益です。
今まで対象外だった場面をトレード候補に加えることができます。(私はパーフェクトオーダーに良く似た状態をエントリーの起点にする得意技があります)
個人的には次のような使い分けが適していると考えます。
- クロスアラート=エグジット
- オーダーアラート=エントリー(のセットアップ)及び環境認識
ただし、MAの利用法は枚挙にいとまがありません。新たなた活用法を開拓するのも楽しいでしょう。シンプルなルールであるほど使用場面は増えます。
パーフェクトオーダーアラートを開戦の狼煙(のろし)、ゴールデン/デッドクロスアラートを終戦宣言として使うのも良いアイデアだと思います。
自動売買
P.オーダーアラートもProEN、ProEX、AT、で自動売買に利用できます。
一般的なパーフェクトオーダー定義の補足
パーフェクトオーダーは3本以上のMA値がMA期間の順または逆順に並んだ状態を示します。
このときMAの傾度も伴っていればより強固な状態を示すのは間違いありませんが、そもそも「傾度がどうであろうとMAの整列を理由にして大トレンド継続中と判断する」という元の考え方が正しいでしょう。
つまり「パーフェクトオーダー」の名の通り傾度は無視して良いと思います。その他の材料は、補足するものであって定義するものではないと考えます。
一方「ゴールデンクロス・デッドクロス」は傾斜も考慮した方が良いと言えます。これは売り/買い逆転のポイントを捉えるシグナルそのものの目的からも理に適いますしグランビルの8法則からも言えることです。ただし、相場の転換点を捉える目的でなく、ほど良い決済ポイントとして利用するならむしろ厳しいルールは不要でしょう。
売買シグナルでなく環境認識(売買シグナルのセットアップ)として利用するケースが多いです。
売買シグナルとして使用する場合はパーフェクトオーダー形成初動の瞬間がもっとも重要です。
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ネプチューンマンの名前が出てきて笑えました。