グランビってる？

えっ。まだグランビってないの。

ProMA4を応用してグランビルの法則のタイミングを捉える方法を紹介します。

グランビルの法則とは移動平均線に関わる代表的な法則である

今回はグランビルの8法則の内、私が最も信頼を寄せている「押し目買い」「戻り売り」の法則を中心に解説します。

 

押し目買い・戻り売りを理解しよう

まず。

相場は波形を形成して動くので、
アップトレンドでは上昇中の一時的な下落時にロングし、ダウントレンドでは下降中の一時的な上昇時にショートする方が勝率もリスクリワードも良くなります。

これが「押し目買い」「戻り売り」と言われるものでトレードの大原則です。

当たり前すぎる鉄則と思われるかもしれませんが、そのポイントを見極めるには知識と経験が必要です。

さらに見逃さずに捕捉するには努力と工夫が必要なのです。

 

ProMA4では、上からタッチのみ・下からタッチのみを指定する事ができます。

これを利用すると「押し目のMAタッチ」「戻りのMAタッチ」を捕捉する事ができます。

 

ProMA4の設定方法

ProMA4には「上下別アラート」というものがあります。
※パラメーター　＞＞　判定基準（高度）　＞＞　アラート方式

これにより、一方通行アラートが可能になり、
「一つのラインに対し、下から上に抜けたときはアラートし、上から下に抜けたときは無視する」という監視方法ができます。

 

通常は、

例えば、現在価格が100.00で、上昇してMAの101.00にタッチする場合、ロウソク足は、MAに対して、下から上に向けてタッチします。
勿論アラートもそのタッチのタイミングで鳴ります。

 

ところが、ProMA4で、

上からタッチのみ（価格＜ライン）を選択すると、ラインより低い価格は無視されるので、上抜けしてもアラートは鳴らず、

「価格が一旦上昇してMAを抜け、その後下降してMAにタッチ」した時にはじめてアラートします。

 

 

つまりグランビルのMAブレイクの法則を捕捉する使い方に利用できます。
※その他項目の設定の相性にご注意下さい

 

これは押し目買いや戻り売りのタイミングとしてエントリーに良く利用される場面です。

また
価格がライン付近で上下して何度もアラートが繰り返される事を防げますので
メール通知でアラートを受け取っている時などに、無駄の無い状況把握にも役立つでしょう。

 

さらに
ワイドタッチ機能を使うとMA接触前にアラートするのでグランビルのMA反発の法則も監視可能です。

これは増玉・分割エントリー・ピラミッディングに良く使われる法則です。

 

グランビルを掌握

つまり、一般的なMAタッチアラートも含めると、グランビル8法則の内、6アクションを監視する事ができます。

グランビルの中でも扱いの難しいMA乖離は一般的にはあまり利用されないため実用的なグランビル法則は網羅できます。

 

通常時はデフォルト設定で充分でも、

長く相場を監視していると、その場に適した監視をしたい場面に遭遇します。そういうときTPOに応じてより有効に利用してみてください。

自動エントリートラップを作る方法

そもそも上下別タッチ判定のように細かい設定を実装した理由は「ラインタッチエントリーを自動化したい（ProEXのエントリー版が欲しい）」という利用者のご要望を実現する為です。
※私個人は、エントリーは目視成行きが多いです（専業なので）。

その際「上下別判別して欲しい」という要望があった訳ではありませんが「タッチ即エントリー」だと単純過ぎて自動化に向かないので、利用者の希望を実現したとしてもそれによって利用者のマイナスを増やしかねません。

同じラインに対するタッチでも、
価格が下がっている状態でエントリーするのと、
価格が上がっている状態でエントリーするのでは、判断が異なりますからね。

そこで
「タッチ即エントリー」自体はProEXの応用ですぐ可能でしたが、エグジットよりもエントリーは繊細な作業なので、インジケーターも含めた全体を改良したという訳です。

 

「ProMAアラート＝エントリー」という自動エントリートラップを作るには、ProEN（プロ・エントリー）という無料EAを使うとできます。

今回解説したタイミングに限らず、当方のアラートツールで捕捉できるアラートは全て「イコール・エントリー」として自動化可能です。

※ProENはXM限定の無期限・無料ツールです。デモ・リアル問わず口座数も無制限なので自由に試して不要であれば捨ててください。

 

 

さあ、これで今日からキミもグランビルだ。（違いますけど？）

 

 

ProEN

グランビルの裏法則

ProMA