FXトレードにも、戦術、スピード、忍耐、大胆さ、などが必要です。
経営戦略では今も、孫氏の兵法、ランチェスター戦略、五輪の書など、賢者の古典が応用されますが、FXに当てはめることはできるでしょうか。
今回は孫氏の中でも武田信玄でメジャーな兵法:風林火山を考察してみます。題してFX兵法!w。
FX版 風林火山
疾きこと風のごとし
価格(足型)は文字通り刻一刻、姿を変えます。オタオタ考えている内にトレードタイミングを失います。捉えるにはスピードが必須です。
静かなること林のごとし
そのタイミングがくるまでは強(したた)かに準備して待ち続け、またトレード中の理想の境地は明鏡止水の精神です。
侵略すること火のごとし
稼げるときに稼げるだけ稼ぐのは商売でも鉄則ですが、機を見て畳み込むのは勝負師のそれです。チャンスに躊躇するのは経験が浅いか、勇気が足りないだけかもしれません。”機”を見てせざるも勇なきなり、ってカンジですかね。
適合すること山のごとし
FXトレードでこの”山”の部分は少し異なります。特にチャート分析や建玉制御では”動かない事”でなく、変化を考慮し、変化に応じて柔軟に姿勢を変えるフットワークが必要です。秋の山は日に日に姿を変えますし、同じに見える山もミクロは変化を続けています。砂漠の砂山は変化しながら移動します。そんな感じです。(柔軟な適合と無計画を混同しないように!)
補足
あえて”山”に合わせましたが”草”の方が近いかもしれません。
大木の様なガチガチ鉄壁の信念や計画は一度折れると修正や復活が容易でありません。
理想は柳のようなしなやかさを組み入れた信念です。こうする事で変化に適応しやすいだけでなくメンタルをヤられる事も防ぎます。(一度メンタルやられるとキツいですよね)
あなたの本当の信念や生命線は”根”であり、華やかな枝/葉ではない筈です。
もちろん花や幹も人生や世界を彩る大切な要素ですが、最悪の場合でも根があれば復活を期待できます。
そのほうが継続的に、実が生なります。
ここで言うトレードにおける信念とは、俯瞰的、長期的、戦略的な部分などの事です。
追伸
桜の季節。今年は早いらしいですが、新型コロナで色々大変ですね。。
トレードチャンスもリスクも増えてますので充分に気をつけてください。
勝っている人は”山”を意識し、負けているなら”風”を意識すると良いかもしれません。
相場の変化にトレードを合わせるのは、自然の変化に人々が合わせるのと同じです。