「あなたのお父さんは死んでいませんね」
どうです?当たりました?
このエセ占い師の言葉のように、どちらにでも取れる事があります。
チャートでもこのような事が起っています。
上記のように真意の解らないチャートはしょっちゅうあります。
売りか買いか、どちらにでも取れる、そういう時はどうするか、
何もしない事です。
もしくは前後のチャート(文章)を良く読んで文章の流れから意味を考 える事です。
例えば、冒頭のセリフも、下のような文章の中にあったらどうでしょうか。
「いつ見てもあなたのお父さんは元気いっぱいでとても関心しています。部下の私も見習いたいと思っています。最近あなたのお父さんは、長年 務めた部署から、あまり成績の良くない部署に配属されてしまい、殆どの社員はやる気をなくしたり腐ったりしているようですが、あなたのお父さんだけは死んでいませんね!どんな時でも前向きなあなたのお父さんを見ていると私も元気になります!」
と、文書の前後や背景を良く見ると、健在どころか、人より血の気が多そうです。
文章の一節だけに注目しても真意は解らないと言う事ですね。
ちょっと強引な言い回しになりましたが。
文章は物事を伝えたり理解する為に使います。
その文章の元になっている絵や図、考え方が必ずその元にあります。
元の絵を想像し意識しながら読むと文章もいっそう理解が深まります。
そしてチャートは背景にあるマーケット参加者の状態を理解する為に使います。
相場環境を理解する言語(文章)のようなものです。
難解な文章があるかもしれないし、解りやすく表現される事もあります。
いずれにしても読み取る側の読解力は必要です。
チャートの見方を暗記して頭に叩きこんでも、一朝一夕に勝てるようにならない理由がここにあります。
同じチャートパターンを見ていても、人によって成績が異なる理由を解って頂けたでしょうか。
「なんだ、やっぱすぐには稼げないのか」と思いますか。
その通り、すぐに稼げるようにはなりません。
しかし、プロも皆我々と全く同じ様に失敗から始まり、1つ1つ単語を覚え、必死になってチャートを読み取る読解力を身に付けた人たちです。
楽して稼ぎたいと思って始めても、初めから終わりまで本当に楽して稼いだ人はいません。
楽して稼ぎたいという初動は別に良いですが(私も同じです)、その後は勉強に次ぐ勉強、努力・忍耐・時間・様々な苦労が伴います。
その結果脱落者が去り、生き残った者が1割以下の勝者となり、参入前の人から見ると「楽して稼いでる」と思えるだけです。
今出来きなくても、強い願望を持ち続けて諦めなければ必ず出来る時は訪れます。
諦めずに続ける事、腐らずに行動する事、この言葉も十分な読解力を持って考えて頂きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
絶対に諦めません。