
海外FX業者は全て危険か
以前、ICmarketsやPepperStoneの件で海外口座の危険性について話題になりました。
海外fxに恐怖感を持つ人はいますが、
『怪しい業者』という意味でなく海外FX業者全体の日本での運営がどうなんだ? という事ですね。
無登録海外所在業者の一覧
『金融庁 警告書発出』などでインターネット検索を掛けると
『警告書発出を行った無登録の海外所在業者』の一覧がpdfで見られます。
4月にサービス停止になったICMarkets他、PepperStoneやThinkForexの名前もあります。
と言うよりほぼ全ての海外業者なんじゃないでしょうか?
もともと、国内レバ規制が存在する中で、規制無しの海外ブローカーにやりたい放題されたら規制の意味がないのは解ります。
しかも利用者は海外口座を使用するのでただでさえ摘発が難しい雑所得の把握、それに伴う税金の行方までも憂慮されます。
国内金融法をザルにさせない為にも威信をかけて法律を守る姿勢を見せる必要があります。
『国内で禁止されてるなら、海外で会社作って日本人相手に売買すればいいじゃん、』となっては意味がないからです。
スイスフランショックのアルパリなどの破綻業者は別として、著名な海外FX業者の日本からの相次ぐ突然のサービス停止(主にオセアニア系業者)に、心落ち着かない方も多いと思います。
私も海外業者をメインとして愛用しています。
海外ブローカーは全滅か?
では、今後海外業者は全て淘汰されるのでしょうか?
国内FX業者・証券会社だけに絞られるか、海外ブローカーであってもレバレッジ規制を強いられるのでしょうか?
法案レベルの事なので何とも言えませんし、タックスヘイブンを始めとする税金の取り扱いや、経済の発展、景気の回復、などなど周辺を勘案して表向き・内部向きの動きが別にある事も考えられます。
私個人としては、
- 今すぐに全ての海外業者が撤退する事は考え辛い。
- 急にサービス停止になる可能性はある。
- 海外ブローカーを利用するメリットは計りしれない。
- 停止になっても凍結になる可能性は少ない(*業者による)
と考えています。
私も実際に海外fx口座をメインで運用していてます。
これらの理由から利用するのを辞めるという方もおられると思いますが、私の考えは全く逆で今が良いと思っています。
海外FX業者のリスクとリワードを考える
誤解のないように言っておきますが『今が良いから急いで海外口座を開設する』という意味ではないです。
焦って資金を運用して良い結果に繋がる事は稀です。
ゆとりある資金運用でなければ成功率はべらぼうに下がります。
お察しのとおり、これだけの好条件で今までやれている事が幸せな状況だと考えるべきで、
この先、いつになるか(こないかもしれないが)解らないがその恩恵を享受できなくなる日がくるかもしれない。
後になって高レバレッジでやろうと思ってももう出来なくなる可能性があるのです。
(法人化を除く)
そうであれば『海外業者は危ない』と敬遠するより、今の内にサービスを甘受しておくべきと言う事です。
特に少額しか回せないサラリーマン投資家にとっては死活問題です。
借金せずに高額を運用でき、かつリスクは限定的なこの状況、
国内業者だけで勝負する人に比べて卑怯なくらいに有利な訳で、顧客が集まるのも無理はありません。
『一般人が高額を低リスクで回せる状況』が終わる(日本に限る)かもしれないのです。
国外の業者に顧客が集まって気分が良くないのは解りますが、単純にサービスが勝っていてニーズを捉えているから仕方ありませよね。
仮に緊急のサービス停止に至っても、著名な業者であれば口座のお金が戻ってこなくなると言う事は考え辛いです。
日本でのサービス停止であって、企業倒産ではないからです。
つまり、リスクは限定的でリターン(サービスの甘受)は見込める、
と、なれば、エントリー
ですよね。
国内にはないボーナス制度などもあります。
もちろんリスクはありますので自分で納得できなければどのような機会もスルーすべきです。
昔は日本でもレバレッジ200倍400倍の業者が存在しました。
あの頃やっておけば良かったと後になって後悔するより、
リスクを想定して、今の状況を利用すべきだと思います。
海外業者を使わないデメリットもあれば、国内業者を使うデメリットもあると考えます。
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