改善はちょっとだけでいい
いや、ちょっとだけがいい。
手法の改善は基本的に1ずつ行います。
せっかく作った自分の手法がうまく相場にハマらない。ヒストリカルデータに最適化してもカーブフィットやオーバーフィットで実践では成果がでない。
このようなときやり方を大きく変えたり、複数の何かを加えたりするのはご法度。一度に複数の改善を行うとその調整が仮にうまくいったとしても何が原因だったか解り辛くなるからです。
森羅万象、無限の変数
同じ相場は無いので、1つだけ変えいても、環境はまるまる違う。ルールの問題か、相場環境の原因かが解らなくなってしまう。
これに自己環境の影響も関係します。寝不足だとか。興奮してるとか。お金に困ってるとか。lotの上げ下げ。上司に起こられた。彼女にふられたetc。
ルールは同じでLotや通貨、ツールを変えるだけでも変わります。
ありえないはずの体験談
私の経験を元におススメの検証法があります。
裁量派の初心者はぜひ試して貰いたいのですが、同じルールを使って、同じ期間の過去検証を実践してみてほしい。
例えば、今日やって、来週、一ヶ月後にも、同じ手法で同じ期間の過去検証をやる。
私が検証時代に体験した事ですが、同じルール、同じ過去チャート、同じ人(私)が同じ判断でトレードしているにも関わらず、成果は3回とも違っていました。これにははっきり言って衝撃を受けました。ガクブルです。
この事を知らずに、もし手法に手を加えていたら、ルールを変えていたら、ルール変更が成績に影響したと思うはずです。
練習にはフォレックステスターという裁量トレーダー用の練習ソフトを使うのですが、これは過去チャートをリアルタイムチャートの様に足一本ずつ自分で動かしながら練習できる優れもので時間経過(足生成)は手動・自動を切り替えられるので検証が捗ります。私は使っていませんが純日本産裁量練習ツールも人気があるようです。(関連記事:過去検証を簡略する方法)
まとめ
初心者は覚える事が多い、やる事も多い、そして改善点も多い。
それでも、なにかを変える、改善するときは、一部だけを変更して検証を重ねる事が一番近道だと思います。
ちょっとだけよ。と加トちゃんも言ってます。
名付けてカトチャンフォーミュラ(加トちゃん公式)です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。