負けトリガー
人によってトリガーは違いますが、
トレードで「悔しい」と感じると大きく負けに近寄ります。
「悔しい」というのは「勝ちたい」という気持ちの裏返しで、
通常「早く勝ちたい!」と思う程、負けが加速します。
ここは本当に注意が必要です。
「勝ちたい!」と強く思うほど、その希望の逆の実現が早まるという皮肉な結果を生み出します。
ここは一般社会と逆ですね。
「悔しい」と思うと負ける理由
通常は強く理想に描いた事は実現すると言われますが、相場では勝ちたいと思うと負けてしまいます。
その理由は、努力の矛先の違いにあります。
「勝ちたい」と思う人の多くは、トレードを重ねます。
しかし、本来トレーディングで長期に亘って勝ち続けようと思うなら、トレード回数は減らす必要があります。
「勝ちたい」という想いは、「トレードしない」という努力に向けられるべきで、トレード回数を増やす行動に出てはいけません。
もちろん、全くトレードしなければ勝つ事は出来ませんので、1回以上のトレードは必要です。
が、理想を言うなら、その一回で勝てば良いのです。
「一回以上」の「最小限の回数」で勝ちきるのが理想です。
現実的には、年間を通じて何十回とトレードを繰り返すことになりますが、この考えは原則としてあります。
これは、スウィングが良いとか、長期ホルダーが有利とかいう話ではありません。
デイトレでもスキャルでも同じです。
一部の特殊なスキャルや超高速自動売買は除外します。
合理的な勝算
商売では
売上 = 客数 × 客単価
で計算できますが、
トレードでは
① 利益 = トレード回数 × 平均pips
ではありません。
② 利益 = ロット × 平均pips
です。
ほぼ全ての人が①を目指しています。
その理由は、資金難です。
ロットが張れないから、回数で補うという発想ですが、これは間違いです。
数式上は正しいので間違いに気付き辛いですが、理論上は間違いす。
回数を無理に増やす場合、チャートでいうと横軸でのエントリー回数が増える事であり、
例えば、一時間の内に何度もエントリーチャンスが無いように、それが一日でも一週間でも基本は同じです。
同じ期間内で、トレード回数を増やすと勝率が低下するだけでなく、損益比率も悪くなります。
加えて手数料(スプレッド)が増大するのですから、負け組一直線です。
もし「回数を増やす」事を中心に考えて勝つなら、それは期間を延ばすという事になります。
一日1回のトレードを一日2回に増やすのでなく、一日一回は変えずに2日に亘ってトレードすると言う事になります。
では資金がない場合はどうすれば良いのか?
答えは海外口座のレバレッジです。
現代は、全て利にかなった安全な方法で、最も勝ち易い状況を、PC一台で確保できます。
しかし、多くの人は、この方法を嫌っているか避けているようにさえ思えます。
もちろん、真にトレードは自由な世界ですので、どんな方法であれ、勝てば官軍です。
私のやり方を真似ろとはいいません。
しかし、今負けているなら、発想ややり方を変えてみてはどうでしょうか。
参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。