トレード中に迷ってはいけない
トレードが始まるまでに、トレードの9割9分決まっていると言って過言でありません。
裏返して言えば、トレードが始まるまでに、予定としては行動の10割を決めておかなけばいけません。
これは、当たり前のようでいて出来ていない人が多いと思います。
例えるなら、運動会や修学旅行が始まってから、何をするか迷っているようなモノです。
当然ですが、運動会は始まる前に全てのプログラムが決まっており、演者はリハーサル(練習)を終えた「結果」を披露するだけです。
運動会でいきなり「練習」始められたら、ひきます。
修学旅行で、スケジュール通りに事を運ばないと、大変な事になります。
一度バスに乗り遅れるだけで致命的です。
出発の時点で、帰宅までのスケジュールが決まっているのが普通です。
小学生でも解る行動原理ですが、トレーダーもこの例外にはなりません。
しかし
むしろ大人であるトレーダーの方が、行き当りばったり、必殺思い付きトレードを連発してしまいます。
もちろん大人になって会社勤めになってからも、この計画と実行の繰り返しの筈なのですが、どういう訳かトレードだけは例外視されちゃいます。
なぜだかトレードになると、野生の直感・アグレッシブ野郎になってしまいます。
負けて当然だと思いませんか。
トレード中に迷う一番の原因は、予定がない事です。
予定を立てているつもりでも、その予定が稚拙すぎて穴だらという場合が多いでしょう。
1、朝10時に京都行きの新幹線に乗る
2、京都についたら、夕方まで遊ぶ
3、一泊して翌朝自宅に帰る
旅行会社からこんな予定を貰ったら困ります。
むしろノープランです。
トレード中の修正は必要
そうはいっても、全てが予定通りに運ぶ事もまた稀です。
基本的に、シナリオ通りにズバッと終わる事は少ないです。
予定実行中も、大筋の予定の枠の中で、随時注意して微調整する必要があります。
つまり、全てが予定通りにはいかない予定を立てておく事が大切です。
一つのシナリオに頼り切っていると、裏切られた時にパニックになって対処できなくなりますから、予め第二案(プランB)以上を用意しておきましょう。
この用意周到さが、トレードの自信・ぶれないバックボーンに繋がります。
トレード中に悩んだ時点、迷っている時点ですでに負けているのです。
トレードが始まったら、新たに判断する事は何もない。
予定どおりにロボのように実行するだけ、ぐらいの気持ちと準備で臨みましょう。
戦場で迷っていたら、命がいくつあっても足りません。
このように考えれば「トレード中に悩む」事が、いかに無謀な挑戦かお解り頂けるのではないでしょうか。
トレード中はワイルドさは置いといて、地図くらいは持って出ましょう。
悩みはトレード前に解決しておきましょう。
解決できていないなら、まだトレードすべきではないんです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。