トレードは、アクションたれ。
(ブルゾンちえみ風ここから)
自分でトレードしている・・・って、、思ってない?
じゃあ、質問です。
相場(チャート)は誰が作っているでしょうか?
(ブルゾンちえみ風ここまで)
上から目線ですみません。(ブルゾンちえみ風だから許して)
問題提起と質問が少しズレている違和感は、最後まで読めば解決します。
政府の陰謀が匂う・・・
ちょっと考えてみてください。
相場(チャート)は誰が動かしているでしょうか?
国策でしょうか?ヘッジファンドでしょうか?大衆?自分?イルミナティやフリーメイソンでしょうか?
最後の疑問については、私の命が危なくなるのでここでは言及できませんが、、、
チャートは大衆が作っている。
模範的回答で言うなら、”材料”をきっかけとして、大衆が反応する事でトレンドが始まり、それを見た大衆が追随してトレンドを強固にし、そのトレンドは”次の材料”まで続く。
「材料」は、政策・選挙・事件・事故などに加え、チャートパターンそのものも材料になり得ます(メンタルとソロスの再帰性)
つまり材料と大衆のコラボでトレンドが作られ、トレンドが崩れる時もまた同じです。
材料には、望んでいる材料もあれば、望んでいない材料もあります。
自分も大衆の一部である。
「見ろ!人がゴミのようだ!」
ラピュタの名言(?)にこんなセリフがありますが、自分も大衆の一部ですよね。
つまり、自分もチャート制作作業に参加していると言えます。
とはいえ、太平洋の真ん中で、ミジンコが大失恋したくらいの影響力しかありません。
本人は悲惨な感覚でも、相場には波ひとつたちません。しかし参加しているのは事実です。
隣にも微生物は沢山いるので、赤潮が見えたりはします。
大衆はチャートを作っていない
チャートは、”材料”をキッカケにした大衆が作っている、と言いましたが、実は正しい表現ではありません。
神の目線で見れば正しい表現ですが、
大衆目線で言うなら「作らされている」が、より正しい表現です。
作ろうとして作っている訳でなく、結果的に作っているか、意図せず作らされている、という感じですね。
これが大衆の現状です。
大衆はチャートを作らされている。
大衆から抜け出る
大衆は、勝者でしょうか?
ゼロサム理論でもパレートの法則でも、弱肉強食・競争原理、においても、
勝者は一部であり、その他大勢が敗者であるのが常です。
ウォール街を占拠せよ(We are the 99%)や、「世界がもし100人の村だったら」も有名ですよね。
ですから、あなたが大衆の外に出なければ、敗者のカテゴリからも出られません。
あなたが、敗者でないのなら、同時に大衆でもない事を意味します。
前述の内容から、
敗者=大衆=作らされている
の等式があると考えれば、あなたはこのどれにも属さない事が必要です。
自分でトレードする-1
あなたは自分でトレードしていますか?
投信している訳じゃない。
シグナル配信していない。
アナリストにも期待しない。
それでもあなたは自分でトレードしているとは言い切れません。
「間違いなく、自分の給料、自分の口座を使って、自分の意志で、自分の人差し指でクリックして、売買している」
と思っているかもしれませんが、この中にひとつだけ間違いがあります。
そう、お察しのとおり、「自分の意志」が問題です。
少し表現として解り辛いかも知れませんが、こういう事です。
大衆は敗者であり、敗者はチャートを作らされています。
チャートは、トレードの結果を表したものなので、
作らされたチャート=トレードさせられた結果 と同義です。
「トレードさせられている」のだから、「自分の意志」だと強弁できないでしょう。
自分でトレードする-2
43年間の生活の後脱北した川崎栄子さんは「北朝鮮の国民は、支配されていると感じていないのが実態」だと、TVで言っていました。
各自が自分の意志で生活していると信じていますし、本人がそういうのだから主観的にそれが正しいとも言えます。
生まれた時から国による監視が普通であれば、自由と支配をどう定義分けできるでしょうか。
トレード中の自分の心は、あるものに支配されています。
支配されている自覚があるかないかを訊いているのではなく、支配されている事実を述べているんです。
あるものとは、希望と恐怖です。
欲望、の一言でも良いかもしれません。
アクションorリアクション?
ほとんどの敗者は、相場(チャート)に対してリアクションしているに過ぎず、
反応・反射してしまっている。行動させられている、という状態です。
自分の意志のようでいて、その実、動かされている。
自分の意志でトレードしているつもりでも、させられているだけです。
勝者は、動かされる事がなく、常に自分の意志のみで行動を決定します。
勝者だけが、アクションしているんです。
勝者のアクションは周到な準備によって実現し一貫性があります。
敗者のリアクションは場当たり的無計画で無秩序です。
勝者のアクションが冷静な作業遂行であるのに対し、
敗者のリアクションはドッキドキのバックバクのワックワクです。
勝者だけが、アクションしているんです。
ここでは「アクション=計画の遂行」という意味であり、遂行には、怠らない観察が不可欠です。
まとめ
勿論、それでも負けます。
連続したトレード行為に含まれる一回あたりのトレードの勝敗はランダムに分布されます。
しかし、トレーダーたる”アクション”を続けた結果、大数の法則に基づき、回を重ねる毎に、より堅実な勝利が裏付けられていくのです。
ちなみに、「何もしないこと」も立派な「アクション」です。
「不作為の実行」ですね。(ひとつの状況、ふたつの判断)
自分でトレードしていますか?
チャートを作らされている内は、そうは言え無くないですか?
冒頭の質問の違和感を解決できたでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
良い内容です。勉強になります。